がん診療センター
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センター長紹介

棟方正樹 (むなかた まさき) 【副院長、腫瘍内科部長】
- 卒業年/昭和63年
- 資格など/日本消化器病学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医・指導医、日本内科学会認定内科医、弘前大学医学部臨床教授
- 得意分野/消化器病学、臨床腫瘍学
センターの紹介
当院では、2008年4月に都道府県がん診療連携拠点病院としてがん診療センターを立ち上げ、各科横断的なシステムを導入しました。県内唯一の総合病院の中に、緩和ケアセンターを含めた12の診療科とがん診療センター企画室などの事務企画部門も有し、患者さんのがん診療への期待に応えるために、診断能力の向上や手術、薬物療法、放射線療法、緩和ケアなどの治療と同時にcareの向上に努めています。
院内がん登録を見ますと、2021年には約2,600名の新たな患者さんが受診されています。患者さんのQOL(生活の質)を上げるために、医師だけでなく、専門看護師、薬剤師ら多職種がチームを組んで、がん医療の充実を図り、地域連携パスを取り入れた地域完結型の連携医療の展開も行っています。また、がん医療において標準的な治療の他に、薬物療法では分子標的薬や最近では免疫チェックポイント阻害剤をチーム医療で安全に行っています。最近では、臨床遺伝科のもと、ゲノム医療にも力を入れています。内視鏡的粘膜下層剥離術等の内視鏡治療、腹腔鏡下手術やダビンチ手術等の最先端治療にも積極的に取り組んでいます。
本県は全国一の短命県であり、その対策としては、特にがんによる死亡者数の低減、がん医療の質の向上が重要です。県民に対するがんに関する正しい知識の普及を行うとともに、医療従事者の資質の向上を図るための取り組みを行っています。当院ではがん治療の専門医の他、専門看護師、専門薬剤師などチーム医療をすべき優秀なスタッフをそろえ、多職種連携のもと安全で効率的ながん治療にあたっています。チーム県病として集学的かつ全人的ながん医療を目指し、青森県におけるflagshipとしての役割を担っていきたいと考えています。
