【県病だより】最新手術ロボット「Da Vinci 5&Da Vinci SP」操作体験会を開催!
2026.06.04 更新
当院では2014年から手術ロボット「Da Vinci Si」を導入し、現在は「Da Vinci Xi」を用いて手術を行っております。
手術支援ロボット「ダヴィンチ」を知っていますか?(2025/7/31)
5月21日(木)、22日(金)の2日間、将来の外科系に興味を持つ研修医や医学生、日頃からロボット診療に関わる診療科スタッフ、そして看護師や医療技術職員を対象として、最新の手術ロボット「Da Vinci 5」「Da Vinci SP」の展示および操作体験会が行われました。最先端の機器を見たり、直接触れることでその高い操作性と特性を理解する貴重な機会となりました。

Da Vinci 5
最新モデルで、最大の特徴は機械を通して人間の皮膚に感覚を伝える「触覚技術」です。より安全で高精度な手術をサポートします。
おもりを3個置いて重さの微妙な違いを感じとったり、模擬組織(鶏肉)を用いて実際の「剥離(はくり)」や「縫合(ほうごう)」といった手術の手技を再現しながら、その操作性を何度も確認しました。




※今回は模擬組織(鶏肉)を使用して、実際の術中さながらの操作感を体験しました。
Da Vinci SP
傷口が「たった1つ」で済む、体に負担のない手術に特化したロボットです。体内でアームが自由に曲がり、患者さんの早期回復・早期退院を可能にします。
1つの傷口からすべての器具を展開し、狭い空間で小さな突起物に輪ゴムをかけたり、剥離(はくり)・切開する操作はDa Vinci 5との特性の違いを感じているようでした。




※今回は模擬組織(鶏肉)を使用して、実際の術中さながらの操作感を体験しました。
医師の他にも、看護師や医療技術職員らが説明を聞き操作を体験し、それぞれの専門的な立場から質問を交わす姿がありました。また、未来の医療を担う医学生たちは、初めて触れる手術ロボットの操作に緊張していましたが、操作を繰り返し、模擬組織(鶏肉)を確認していました。


当日は、大山病院事業管理者も会場を訪れました。説明を受けられた後、ご自身でもハンドルを握り操作性を確認されていました。体験後には笑顔も見られ、進化する医療機器への期待感が伺えました。


参加者からの感想
医師
- 触覚が伝わるのは心臓外科領域においてはとても良いと思った。
- 普段臨床でダヴィンチを触れることがない若手にとっては触れる貴重な機会となった。
- ダヴィンチ5は、しっかり抵抗感を感じ、組織に優しいと思う。SPは小範囲でできるのが良いと思った。
医療技術職員
- SPを体験しました。シングルポートならではの低侵襲さと操作性、PCの動きの違いを見ることができました。手術に立ち会いますが、実際に操作はしなかったので非常に為になりました。
- SPが思ったより可動域が広く驚いた。
その他
- 質感を感じました。操作は慣れるまでが大変だと思いました。
- 重さなどがわかって感動した。
今年度新設されたロボット手術センター長 小笠原先生からコメント
当院ではこれまで2台の手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使用してきましたが、今回は新たに2種類のロボットを展示し、実際に体験して頂きました。これらの機種は、アメリカでは既に1000台以上が導入されており、日本でも今後広く普及していくものと思われます。これまでダヴィンチを操作してきた術者にとっては、新機種の操作性に大きな違和感はなく、自動車を買い替えるような感覚でスムーズに扱うことができました。
ロボット手術は術者だけで成り立つものではなく、麻酔科医、看護師、臨床工学技士、サプライ担当、清掃スタッフ、事務職員など、多くの職員の協力によって支えられています。今回、実際に機器を体験していただき、同じ方向性を共有できたことは、今後の当院の運営にとって大変有意義であったと考えています。また、研修医や医学生など、外科系分野に興味を持つ若手にとっても、将来のキャリアや医療の方向性について、同じ視点で語り合う貴重な機会になったと思います。

