青森県がん診療連携協議会
ご挨拶
現在、日本人の3人に1人ががんにより亡くなり、2人に1人ががんに罹患すると言われています。がん対策は重要な国策であり、2006年にがん対策基本法が成立しさまざまながん対策が施行されています。特に、最近のがん医療の進歩は目覚ましく、がん=不治の病という印象は過去のものになりつつあります。「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」に基づき、各都道府県にがん診療拠点病院が配置されており、それを束ねるのが都道府県のがん診療連携協議会です。
青森県では、青森県立中央病院に青森県がん診療連携協議会が置かれ、青森県内のがん診療連携体制の強化を図るとともに、がん医療の均てん化を推進しています。青森県がん診療連携協議会には、1.院内がん登録部会、2.がん地域連携パス作成・運用検討部会、3.緩和ケア部会、4.相談支援部会、5.薬物療法部会の5つの部会が設置され、各々の分野で活発に活動しています。
がん診療連携拠点病院は、どこに住んでいても質の高いがん医療が受けられるよう、厚生労働大臣が指定する地域のがん医療の中核となる病院です。青森県では、青森県立中央病院(青森地域)、弘前大学医学部附属病院(津軽地域)、八戸市立市民病院(八戸地域)が指定されています。なお、青森県立中央病院は、各拠点病院の連携の中心となる都道府県がん診療連携拠点病院です。また、地域がん診療病院として、十和田市立中央病院(上十三地域)、むつ総合病院(下北地域)が指定されています。