【県病だより】ナースのお仕事Part.1 ~新人ナース2024~
2024.12.05 更新
【県病だより】では、毎年ナース成長記として、その年に採用された新人看護師の様子を掲載しております。今年はナースのお仕事シリーズとして、新人ナースだけでなく経験を積んでいる先輩看護師にも取材をしました。
それぞれの業務の様子やインタビューなどを3週にわたって紹介します。
Part.1は、今年採用された新人ナース2人の成長記です。
今年度は、39名(新卒)の看護師が採用になりました。それぞれ各病棟に配属されて毎日の業務や研修会などを通して看護師として日々経験を積んでいます。看護師として半年が過ぎた4階西病棟 相内 吏那さんと、8階東病棟 作田 大空さんを紹介します。
4階西病棟 相内 吏那さん
相内さんは4階西病棟の小児科と総合診療部の混合病棟(令和6年9月時点)で各種薬の準備、清潔ケア、食事介助、吸引や吸入、採血などの処置業務を行っています。
撮影の日は、それぞれの患者さんに必要な薬剤を丁寧に確認しながら点滴の準備をしていました。また、小児科患者さんへの清潔ケアを行った際には、明るい笑顔で患者さんのご家族と話していました。
(点滴の準備をする様子)
インタビューから
印象に残っている、実際にできるようになった研修について
輸血の研修を受け、病棟でも先輩に聞きながら実施を繰り返したことで一連の流れを実施できるようになりました。
周りの人からの言葉で、うれしかった、励みになった一言は
ある患者さんから退院するときに「お世話になったね。ありがとね。」と涙を流しながら気持ちを伝えられました。この一言が今も励みになっています。
働き始めて半年経った今の感想
最初は業務を覚えることに必死でしたが、徐々にできることが増えてきました。さらに良い看護を実践できるように研修や自己学習を通して知識を身につけたいです。
(患者さんのケアを終えてご家族に報告している様子)
「おいしいものを食べ、旅行などで普段の生活と離れた場所に行くことがリフレッシュになっています」と話してくれました。
4階西病棟 盛看護師長からのメッセージ
看護師となり配属された自部署では、小児科・総合診療部・歯科口腔外科と混合病棟(令和6年9月時点)であり、覚えることが多岐にわたり大変だと思います。その中でも、笑顔を絶やさず一生懸命業務に取り組む姿勢が頼もしく感じます。今後も様々な経験をしていくと思いますが、着実に成長していくことを期待しています。
8階東病棟 作田 大空さん
作田さんは循環器センターで、狭心症や弁膜症、心筋梗塞、大動脈瘤などの心血管疾患で入院されている患者さんの術前・術後の看護をしています。
撮影の日は、朝の回診で医師の診療の補助を行っていました。医師が処置をする際には、必要なものを手早く準備してスムーズに治療が進むように気を配っていました。次々と部屋を移動するため、それぞれの患者さんに必要な資材を確認しながら、先輩看護師とともに業務を行っていました。
(医師が処置するために必要なものを手早く準備)
インタビューから
担当病棟の特徴や、スタッフの雰囲気などについて
重症度が高いために処置介助が多く常に緊張感があります。
先輩方は業務にメリハリがあり、術前から退院までの看護のコツや手技などを丁寧に教えてくれたり、採血などの練習台にもなってくれます。
また、心臓リハビリテーションがあるため、医師や看護師だけではなく、理学療法士との連携も重要です。循環器センターなので、心電図が読めるようになるのは自身の強みにもなると思います。
印象に残っている、実際にできるようになった研修について
点滴の血管確保ができるようになったことが1番印象に残っています。
最初は先輩の手技を見て学び、次に腕のモデルを用いて練習しました。その後、血管確保の試験(IVナース認証試験)に合格して、1人で出来た時はすごくうれしかったです。
周りの人からの言葉で、うれしかった、励みになった一言は
先輩から「作田君になら任せられる」と仕事を任せてもらったり、「できるようになったのがいいね」などと、褒められた時はうれしかったです。また、患者さんが退院した後に患者さんとその家族の方から感謝の手紙をもらった時には、もっと頑張ろうと思いました。
働き始めて半年経った今の感想
6月頃までは要領が悪く悔しい時もありましたが、今はやっと病棟メンバーの一員になれた気がします。しかし、慣れてきた時が1番気を付けなければならないと思っているので、毎日、緊張感を持ちながら仕事に励んでいます。
(資材の確認をして次の患者さんの病室へ向かいます)
「休みの日はとことんゲームをしたり、YouTubeを観て過ごしています。また、買い物をしたり、海に行ったりしてリフレッシュしています。」と話してくれました。
8階東病棟 久保看護師長からのメッセージ
作田さんが担当していた患者さんのご家族から、「一生懸命仕事に取り組む姿に、応援したくなりました。立派な看護師さんになると思います」と、退院後にお手紙をいただき、私自身も大変嬉しく、誇らしい気持ちになりました。いつも真摯な態度で看護に取り組んできた証です。これからも、初心を忘れずに様々な経験を重ね、看護実践能力を養っていってください。
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