青森県立中央病院

【県病だより】高校生救急医療体験セミナー Part.2

2024.09.20 更新

前回「高校生救急医療体験セミナー Part1」では心臓マッサージ・AED、気道確保、チーム蘇生の様子を紹介しました。
Part.2では、超音波診断、救急車での心肺蘇生、ドクターヘリ見学の様子を紹介します。

Part.2 超音波診断、救急車での心肺蘇生、ドクターヘリ見学

超音波診断体験

ここでは超音波診断装置を使って実際の人体を検査する体験をしました。また、シミュレーターを使って腹腔内出血の様子を見て、体内の構造を学びました。


救急車での心肺蘇生体験

ここではスペースが限られた救急車内で救命処置をする際の工夫や、心電図モニターを実際に体に付けて観察する体験をしました。


ドクターヘリ見学

ここではドクターヘリの格納庫に入り、ドクターヘリの説明を受けナース席に座って中の機器類を見学しました。フライトドクター、フライトナースは着陸場所から患者さんの元へ、バックを背負ってかけつけるので、そのバックの中身や重さについても学びました。


参加者の感想

  • 見るだけでなく乗ったり体験することも出来たため、とても面白かったです。救急医療は1人では出来ないことを理解できたのが良かったです。
  • どの体験もとても面白く楽しかったです。普段体験しないようなドクターヘリ見学や救急車内での心肺蘇生体験などリアルに実際に目で見て感じることができました。心臓マッサージのやり方を改めて知ることができ、案外難しく力のいる技術だなとおもいました。いざという場面で今日学んだ知識と技術を活かし、人々を助ける一員になりたいです。
  • 今回初めて救急医療を体験して、これまで受けたことのある看護体験では出来なかった気管挿管やエコーなどの専門的なことや、救急医療での医師や看護師の特性についても知ることができて、自分が将来どのような看護師になりたいかを考える上でとても参考になりました。また、医師や看護師の方に気軽に質問ができたことがとてもよかったです。とても貴重な体験ができて本当に良かったです。ありがとうございました。

体験セミナー後の講評

齋藤救急医療連携推進監(救急部長)からは、「救命の連鎖」について話があり人の命を救うことは医療スタッフだけでなくたくさんの人の力を合わせることで成り立つものであり、今日学んだことを活かして、まずは身近な人に何かあったときには力になれるようにがんばってほしいとお話がありました。

【齋藤救急医療連携推進監(救急部長)】

石澤救命救急センター長からは、人の命を救う仕事はとても大変だがすごくやりがいがある仕事だと思っています。救急医療のほんの一部だったけれどたくさんの方に体験していただけて本当に良かったですとお話がありました。

将来医療スタッフとして一緒に県病で働けることを楽しみにしています。

【石澤救命救急センター長】

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