【県病だより】高校生救急医療体験セミナー Part.1
2024.09.13 更新
令和6年9月8日、高校生を対象に救急医療体験セミナーが開催されました。このセミナーは救急医療の基礎となる心肺蘇生法等の体験を通して本県の将来を担う若い世代が、医師、看護師、救急救命士などの職種を志望するきっかけとなることや、救命手当の普及を図ることで青森県の救命率の向上につなげることを目的として行われました。
セミナーには市内の高校生40名が参加し、
- 心臓マッサージ・AED
- 気道確保
- チーム蘇生
- 超音波診断
- 救急車内での心肺蘇生
- ドクターヘリ見学
を体験しました。
今回Part1では心臓マッサージ・AED、気道確保、チーム蘇生の様子を紹介します。
【各セクションの講師紹介】
Part.1 心臓マッサージ・AED、気道確保、チーム蘇生
心臓マッサージ・AED(自動体外式除細動器)体験
ここでは心肺停止又は呼吸停止に対応する一次救命処置を体験しました。この内容は医療職でない一般市民も正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば誰でも行うことができるものです。目の前で人が倒れた時の対応の手順、心臓マッサージのポイント、AEDの使い方を学びました。
気道確保体験
ここでは高度な気道確保の方法であり、医療職が行う気管挿管を体験しました。シミュレーターを使って、あごを開きながら食道と間違えないように管を気管に挿入して肺に空気を送るところまでを行い、体の構造や挿管の技術を学びました。
チーム蘇生体験
実際の医療現場では医師や看護師をはじめ、多職種でチームとなり協力して患者に対応しています。ここではそれぞれ役割を分けてチームでどのような処置をして蘇生につなげるかを学びました。
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