【県病だより】あなたは1日何時間座っていますか?
2022.07.28 更新
日本人の座っている時間は世界的にみても長いということをご存知でしょうか。オーストラリアの研究機関の調査では、日本人の1日の平均座位時間は7時間と言われています。長時間座っていることは、疾病や死亡のリスクを高めるという報告もあり、メンタルヘルスにも悪影響を与えます。そこで、今回は健康推進室の健康運動指導士が座ったままでもできる運動を紹介します。
運動をするときは、衝突や転倒などによりケガをしないよう安全に運動できる環境を整えましょう。決して無理はせず、自分の体と相談しながらできる範囲で行いましょう。体を動かして痛みが出る場合は中止してください。こまめな水分補給も忘れずに行いましょう。 |
①肩回し
肩に手を当て、肘で円を描くように回します。肘が下→前→上→後ろを通って元の位置に戻るようにします。できるだけ大きくゆっくりと回しましょう。10回程度やりましょう。
②肩甲骨寄せ
両手を斜め下45度程度の位置へ広げます。手のひらを後ろ側へ向け、手を背中の後ろで合わせるように動かします。肩甲骨を中心に寄せるように意識しましょう。10回程度やりましょう。
③かかと上げ
椅子に浅めに座り足を床へしっかりつけましょう。膝の角度は90度より少し内に入ります。かかとを上げましょう。10回程度やりましょう。
座ったままでできる運動ですので、仕事や勉強の合間に実践してください。普段の生活の中で30分に一度立つことを意識的に取り入れてみましょう。席から少し遠いプリンターへ印刷物を取りに行ったり、本や資料を読むときは立って読んでみたり、ちょっとした工夫で立つ時間を作ることはできます。職場や学校単位で環境づくりを行うことも改善策の一つではないでしょうか。
運動をするときは、衝突や転倒などによりケガをしないよう安全に運動できる環境を整えましょう。決して無理はせず、自分の体と相談しながらできる範囲で行いましょう。体を動かして痛みが出る場合は中止してください。こまめな水分補給も忘れずに行いましょう。 |