【県病だより】安全な静脈注射Ⅰ-④ CV管理 看護研修会
2022.07.21 更新
7月8日(金)に、新人看護師及び希望者を対象とした『安全な静脈注射Ⅰ-④ CV管理』という研修会を行いました。例年この時期に行われ、今回は37名の参加がありました。
講義内容について
【講義1】中心静脈カテーテル(CVC、PICC)の種類と構造
講師 がん化学療法看護認定看護師 主任看護師 工藤 真樹子
1.中心静脈カテーテルとは?
2.CVカテーテルの目的と適応
3.CVカテーテルの種類・構造 他
【講義2】CVC、PICCの管理方法・実際にあるトラブルと対処法
講師 がん化学療法看護認定看護師 看護専門官 坂本 周子
1.CVカテーテル挿入時、留置中の看護
2.CVカテーテルの消毒・固定方法
3.CVカテーテルの輸液ライン管理 他
演習の様子
テーブルごとに演習内容が異なり、班ごとに順番に回っていきます。
ここでは、点滴のボトルからシリンジを使用して薬液を吸っています。
演習を通してCVカテーテルの構造を確認しています。
カテーテルを実感してもらうため手袋を着用していません。
参加者同士、お互いの腕を使用して、静脈留置針を穿刺後のテープ固定の練習をしています。
参加者の感想
- CVカテーテルの管理方法だけでなく、ヘパリンロックや固定方法について学ぶことができました。
- 実際に人の腕に練習できたので、イメージがつきやすかったです。
- デバイスの選択や挿入部位のメリット・デメリットについて理解できました。
※血管に挿入したカテーテルに輸液を投与せずに放置すると、先端部分に血液が逆流して凝固し、カテーテルを閉塞させます。ヘパリンロックとは、この閉塞を予防するためにヘパリン加生理食塩水をカテーテル内に充填しておくことです。
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