【県病だより】管理栄養士Part.2 ~給食編~
2022.09.22 更新
Part.1での栄養指導の様子に続いて、Part.2では、病棟で提供される給食事情などについて紹介します。
管理栄養士は、特別な栄養管理を必要とする入院患者さんに栄養管理計画を作成して、必要な栄養量が摂取されるように食事内容や栄養食品、摂取方法等を考え、治療に貢献できる栄養管理を行います。
青森県立中央病院では、1回約400食、1日約1200食の食事を入院患者さんに提供しています。職員1人1人が衛生管理の意識を高め、安全・安心な食事の提供を行っています。
(給食管理部門スタッフが献立表を見ながら給食内容のチェックをしています)
食事の種類ついて
・常食
・全流食(主にポタージュ・ムース状の食種)
・易消化食(消化管疾患、消化管術後などの患者さんに提供)
・嚥下食(摂食嚥下機能障害のある患者さんに提供)
・ハートフル食(化学療法などを行っており、食欲不振の患者さんに提供)
・エネルギーコントロール食(糖尿病や慢性肝炎などの患者さんに提供)
他にも患者さんの疾患や必要栄養量などに応じて90種類ほどの食種があります。
(例 常食)
(例 全流食)
(例 ハートフル食)
(スタッフに聞きました)
特に人気のメニューは、カレーや焼きそばです。
また、月に2回発行している「給食だより」は病棟各階の食堂に掲示しています。
栄養管理部の事務室は地下にありますが、病棟のスタッフステーションや患者さんのベッドサイドを積極的に訪れるように心がけています。
スキルアップの取り組みについて
月に一度、スタッフが集まり、「症例報告」をしています。
具体的には、栄養介入が必要な症例に対して、どのような栄養管理を行ったのか、また得られた成果や今後の課題などについて発表します。
また、オンラインセミナーへの参加や資格の取得などにも取り組んでいます。
(業務中のスタッフ集合)
当院リクルートサイトでは、医療技術職員、医師や看護師の仕事がご覧いただけます。