遺伝性腫瘍の遺伝学的検査
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遺伝性腫瘍とは
遺伝性腫瘍とは、生まれながらにがんを発症しやすい体質(遺伝要因)を持っていることを意味します。
「自分や家族・親戚が若くしてがんと診断された」などのがんの遺伝について不安がある場合や、がんゲノムプロファイリング検査の結果より遺伝性腫瘍の可能性があると分かった場合には、患者さんの希望により生殖細胞系列の遺伝学的検査を実施します。
遺伝性腫瘍の遺伝学的検査で原因となる遺伝子変異を見つけ遺伝性腫瘍の診断がつくことで、適切な治療を選択したり、将来のがんの発症リスクを知り、早期発見・早期治療に努めることができます。
また、遺伝性腫瘍の遺伝子変異は50%の確率で遺伝します。家族や近親者と遺伝性腫瘍に関する正しい情報を共有し、発症前診断や適切な検診等による早期発見や、予防的医療の選択により家族の健康管理に役立てることができます。当院で受けられる遺伝性腫瘍の遺伝学的検査
当科では以下の検査を受けることができます。保険診療で受けられる検査
一部の疾患の遺伝学的検査(BRACAnalysis診断システムなど)は、保険診療として受けることができます。
ご自身の病気が保険診療の対象となっているかなど、ご不明な場合はお問い合わせください。
保険外診療(自費)で受けられる検査
マルチジーンパネル検査VistaSeq®(ラボコープ・ジャパン)
| 検査名 | 遺伝子数 |
|---|---|
| Hereditary Cancer Panel | 27 |
| Breast Cancer Panel | 19 |
| High/Moderate Risk Breast Cancer Panel | 9 |
シングルサイト検査(FALCO)
| 目的 |
|---|
| 検出された生殖細胞系列のバリアントに対する血縁者検査 CGP等で検出されたバリアントに対する生殖細胞系列変異の確認検査 |
上記、各検査は採血が必要です。
遺伝カウンセリング
遺伝学的検査を受ける前に、遺伝カウンセリングを行い、遺伝性腫瘍の可能性や検査内容について詳しくご説明します。
検査によっては、改めて来院していただき採血となる場合もあります。
検査結果のご説明時にはご本人やご家族の今後の生活についてカウンセリングをします。
- 詳細は遺伝カウンセリングでご確認ください。
外来予約・受診方法
詳細は、外来予約・受診方法をご確認ください。

