【県病だより】リハビリテーション科part.2 ~リハビリで使用する道具~
2022.08.18 更新
リハビリテーション科Part.1では職種について紹介いたしました。Part.2では職種ごとに使用する道具やリハビリの重要性について紹介します。
主な道具の名称と使い方
長下肢装具
脳卒中などによる麻痺で脚に力が入らなくても、この装具を着用することで歩く練習が可能になります。
アクリルコーン
麻痺や筋力低下のある手指や腕を操作する練習に使用します。
スプリングバランサー
腕の重さを軽減し、弱い力でも腕の動きをコントロール可能にする道具です。
バルーンスプーン
持ち手が握りやすく、匙の角度が調整できるように作られたスプーンです。
アイス棒
氷水に綿棒をつけて上顎や舌を刺激することで、喉の感覚を高めてむせ込みの減少や飲み込みの誘発を行います。
他にも下記のように多種多様な道具を使用します。
リハビリの重要性について
病気の発症や治療・手術後の安静臥床で生じる筋力低下や誤嚥性肺炎、認知機能低下などの二次障害を予防するためにできるだけ早い時期から離床に向けた取り組みが必要となります。
また、生活をするうえで必要な動作、食事、コミュニケーションの再獲得を目指し様々な練習を行います。
スタッフから
患者さんをリハビリする上で気をつけているところは、超急性期で状態が不安定な患者さんから、末期癌の患者さんまでリハビリ対象の幅も広いため、体調管理や病状急変などに十分気をつけて介入するように心がけています。
(業務中のスタッフ集合)
当院では現在、言語聴覚士と作業療法士の正職員の募集を行っております。その他の正職員の募集【看護師(助産師)・医療技術職員】についても下記をご覧ください。
また、当院リクルートサイトでは、看護師、医師や医療技術職員の仕事などがご覧いただけます。