青森県立中央病院

【県病だより】放射線部Part.2 ~検査機器について~

2022.06.30 更新

放射線部Part.1では、診療放射線技師の仕事について紹介しましたが、Part.2では、放射線検査で使用される様々な検査機器について紹介します。

診療放射線技師は医師の指示のもと、放射線を使った患者さんの検査、放射線の管理などを行っています。検査では、外側からは見えない体内の臓器や骨などを診断するために、目的とする部分だけにX線をあてて、様々な撮影やCT検査などを行います。

検査で使用する主な検査機器について

CT検査
トンネル型の装置に寝台ごと入り、X線で撮影しコンピュータで処理することで、体の断面や3D画像も得ることができます。
CT検査

マンモグラフィ(乳房撮影)
乳房を挟んで圧迫し、腫瘍の形や石灰化の有無を調べます。女性技師が対応します。見逃しのない画像を撮影するには、乳房をできるだけ薄く平たくすることが重要となります。
マンモグラフィ(乳房撮影)
 
IVR(血管撮影)
造影剤を血管に流してX線で連続撮影し、血管の形や血流の状態を調べる検査です。医師が、股関節付近の動脈からカテーテルという細い管を差し込み、撮影したい部位までカテーテルを送ります。検査室には看護師も入って処置を行い、チームで連携し検査を行います。
血管撮影

RI(核医学検査)やPET
放射線を放出する少量の薬を投与し、体内の様子を画像にする検査です。
調べたい臓器や病気に集まる性質を持つ薬を使うことで、病気の有無や臓器の機能などがわかります。
RI(核医学検査)やPET

MRI検査
放射線は使いませんがMRI検査も診療放射線技師の仕事のひとつです。
MRIは人体の水素原子が強い磁場に反応する性質を利用し、いろんな角度の断面を撮影する検査です。MRIでしか見えないものが多くあります。
ただし、MRIでは金属は強力な磁場に引き寄せられ、電磁波で高温になりますので、金属の持ち込みは禁止になっています。
MRI検査

診療放射線技師から

医療は日進月歩で新しい検査法や装置が開発されるため、技師にとっては勉強や追求に終わりがないのも魅力のひとつです。日々の業務経験に加えて、勉強会などで得た新たな知識や技術を活かして、患者さんに安心して検査を受けてもらえるように今後も努めてまいります。

当院のリクルートサイトでは、診療放射線技師や、医師、看護師、医療技術職員がご覧いただけます。

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