【県病だより】放射線部Part.1 ~診療放射線技師の仕事~
2022.06.23 更新
県病には、様々な資格を持って、医師や看護師とともに医療を支える医療技術職員がいます。
これから2回にわたって、放射線部で様々な検査を行う診療放射線技師の仕事や検査機器について紹介します。
Part.1では、診療放射線技師の仕事についてです。
当院には29名の診療放射線技師が所属しており、放射線部の医師3名、看護師13名、受付などの事務員6名とともに業務を行っています。
診療放射線技師は、医師の指示のもと、放射線を使った患者さんの検査や放射線の管理などを行います。
操作室の様子
診療放射線技師のある日のスケジュールについて
- 8:15~8:30
朝のブリーフィング、機器の始業点検 - 8:30~12:15
X線撮影 - 12:15~13:00
お昼休み - 13:00~15:00
CTやMRIの撮影データをもとに行う3D画像作成などの画像処理 - 15:30~16:30
画質のチェック、機器の管理、終業点検 - 16:30~16:45
申し送り
※ブリーフィング…事前の手順をチーム全員で確認するために行われるもの
核医学検査機器操作の様子
血管造影操作室
診療放射線技師にお話しを聞きました
■診療放射線技師のやりがいについて
整形外科、脳神経外科、循環器内科、内科などそれぞれの患者の診断や治療に必要な情報を提供できたと実感したとき、また、検査の手順や機器の操作は技師の腕に任される部分が大きく難しいのですがやりがいを感じます。
■患者さんとのエピソードなど
放射線への関心が高まり、質問や相談を受ける機会が増えてきたと感じています。
検査の内容について患者さんが納得し理解していただけたときは嬉しいです。
最近では、診療放射線技師が活躍する映画がつくられるなど、私たちの仕事が注目されることは喜ばしいと感じています。
■研修会について
青森県診療放射線技師会や日本放射線技術学会などで開催している研修会のほか、検査機器ごとに研究会や勉強会があります。最近はオンラインで参加することが多いです。
また、放射線部内でも、機器メーカーによる説明会や技師同士で勉強会を行うこともあります。
次回は放射線検査の検査機器について紹介します。
当院のリクルートサイトでは、診療放射線技師や、医師、看護師、医療技術職員の情報がご覧いただけます。