【県病だより】医療連携部「相談支援について」
2022.05.27 更新
今回は、医療連携部で行っている相談支援について紹介します。
医療連携部は、新患患者の診療予約、入退院支援、相談支援を行っており、患者さんが地域にスムーズに移行できるように支援するとともに、地域の介護・医療従事者への研修を開催しています。
ベッドサイドで相談を受けるがん相談員
相談支援では、病名告知や緊急入院等により、混乱して冷静ではない患者さん・家族・キーパーソンに寄り添い、不安や疑問を軽減し、安心して療養生活が送れることを目指しています。
例えば
- 医療費が負担である。
- 治療による副作用が心配である。
- 今後の治療や経過がわからない。
- もう治療法がないと言われた。
- 不安や疑問はあるが医師には質問できない。
- 自宅で生活できるか不安である。
- 仕事が続けられるのか不安である。
等々、患者さんが抱える多種多様な悩みに、看護師・社会福祉士・臨床心理士等の専門職が専門的な見地から支援したり、橋渡しをしたりしています。さらに仕事(就労)に関しては、ハローワークや産業保健総合支援センターと連携しながら支援しています。
電話対応する難病相談員
また、医療者からではなく同じ病気を抱える患者さんの経験談や思い、日常生活の工夫等を聞いたり、自分の思いを話したりする場として、患者サロンやカフェを開催しています。コロナ禍の現在は、WEBで開催していますが、コロナが落ち着いたら対面での開催を考えております。患者サロンなどの開催については、当院のホームページで随時お知らせしています。
なお、当院は、都道府県がん診療拠点病院であり、青森県難病診療連携拠点病院でもあります。そのため、当院に通院する患者さんのみならず、院外の患者さんからのがん相談、難病相談にも対応しています。
就労支援をするがん相談員