【県病だより】治療を受けたお子さんによる「NICU見学会」2026
2026.09.17 更新
今年で2回目となる「NICU見学会」が8月18日(火)に開催され、超低出生体重児や超早産児で出生し、当院のNICU(新生児集中治療室)で治療を行ったお子さんとその保護者が参加しました。
当日は新生児科 池田部長からオリエンテーションや超早産児、超低出生体重児の治療などについて説明を受け、NICU病棟やドクターカー、ドクターヘリを見学し、早産児のケア・治療の疑似体験をしました。

NICU病棟の見学
新生児科 池田部長からは、病棟全体についての説明がありました。
当時お世話になったスタッフへにこやかに手を振るおかあさんの姿や、子供たちは自身が入っていた保育器に手をいれて中を確かめたり、現在治療中の赤ちゃんを興味深く見ていました。


ドクターカー・ドクターヘリの見学
ドクターカーでは、運転席に座ったり、車内の設備について説明を受けました。


ドクターヘリでは、フライトドクターやフライトナースの席に座ったり、操縦席をのぞいたりと、子供たちの笑顔あふれる様子が見られました。それを見つめる、おとうさんやおかあさん、スタッフからも自然に笑みがこぼれていました。赤ちゃんの時にドクターヘリで実際に搬送されたお子さんもいたようです。



早産児のケア・治療の疑似体験
参加した子どもたちが新生児期に実際に受けたケア・治療(カンガルーケア、おむつ交換、新生児蘇生、静脈ライン確保)を体験しました。個々の体験に真剣に向き合う子供たちの様子や、おとうさん、おかあさんからは当時を懐かしむ会話も聞かれました。






参加者の声
(子ども)
- 11月15日が世界早産児デーだと初めて知った。忘れずにいきたいと思います。
- ドクターヘリやドクターカーを見てこれで赤ちゃんを運んでいくんだと思いました。楽しかったです。
- 赤ちゃんのオムツ交換が思っていたより難しかったです。小さな赤ちゃんを見て、今元気に生きていることがすごい奇跡だと思った。ママや看護師さん、先生などに支えられて、今生きていることに感謝です。
- 最初はドクターカーやドクターヘリが目当てだったけれど、友達もできて、いろいろなことを体験していくうちにすっかり全部楽しんでいました。
(保護者)
- 貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
- (当時の)写真だけでは伝えきれないことが伝わったのではないかと思います。小さく産まれることは産まれた時も産まれた後も大変ですが、成長したときの喜びは2倍です。
- 当時は我が子しか見れていませんでしたが、たくさんの赤ちゃんがいて、たくさんのスタッフの方に見守られていたのだなあと思いました。
- 自分がたくさんの方に助けられていたということを実感できたと思います。同じく小さくうまれた子たちと会えたこともうれしかったです。
新生児科部長 池田先生から
最初は緊張していた様子のお子さんもいましたが、徐々に表情も柔らかくなっていきました。
夏休みの思い出の一つとして、また、ご家族でお子さんの出生当時を振り返る、そんな一日になったのではないでしょうか。
皆様の笑顔が私たちスタッフにとっても日ごろの診療やケアへの励みになりました。


