青森県立中央病院

【県病だより】ナースのお仕事 Part.3 2025

2025.12.18 更新

Part.1Part.2に続き、Part.3では、経験を積んで多くの役割を担い活躍する、男性看護師の7階西病棟の折舘さんと、ICUの壬生さんの紹介です。当院の男性看護師は61名おり、正職員(712名)の8.6%を占めています。(令和7年11月1日現在)

7階西病棟 折舘さん

入職5年目の折舘さんは消化器内科病棟に所属しています。
病棟では、腫瘍に対して化学療法や内視鏡、輸血、放射線療法、緩和ケア・転院調整などを行います。また、これらの治療・処置に伴い、副作用出現や処置後の全身状態の観察が必要となるため、患者さんが安心して治療に取り組めるよう丁寧なケアを心がけています。
撮影日は点滴の準備やスタッフとのカンファレンスを行っていました。

(左:点滴の準備 右:点滴に混注する薬剤を看護師2名で確認)

インタビューから

  • 最近印象に残っている出来事
    繰り返し入院になる独居の患者さんに、継続し看護ケアを行うことで信頼関係を構築することができた。退院する際、その後について医療連携部やサポーティブケアセンターなど多職種で丁寧なサポートを行うことで、ご本人やご家族とも納得して退院することができた。入院中から退院後の生活を考え、訪問看護など必要な介入を行うことで退院後も安心して自宅で過ごすことができる、ということにつながる。 
  • 看護師としてのやりがいや難しいと感じるところ
    患者さんやご家族とふれあうことでそれぞれの考え方があることを再確認でき、自分自身の考え方や視野が広がり成長につながっていることを実感し、やりがいを感じる。
    その反面、接し方も異なるので同じ接し方をしても、不快な気持ちにさせてしまう可能性もあるので難しいと感じる。
  • 業務をする上で役立っている院内・院外研修
    急変した患者さんにすぐ対応しなければいけないため、BLS(※1)やALS(※2)研修はとても役立っていると感じる。
    (※1) BLS研修:「Basic Life Support(一次救命処置)」の略。急に心肺停止や呼吸停止になった人に対して、救急隊が到着するまでに行う応急手当
    (※2) ALS研修:医療従事者向けの「Advanced Life Support(二次救命処置)研修」の略
  • 男性看護師として、業務を行う上で活かせる強み
    人数は少ないが、お互い聞きやすくコミュニケーションがとりやすい。
    また、男性が一人でもチームに入ることで場の空気が和らぐことがあり、患者の移乗や介助時の力仕事はもちろん、男性患者さんが女性看護師に話にくいことでも話してくれる。

(カンファレンスの様子)

今後はさまざまな科を経験し、自分がどんな看護師になりたいか決めていきたいという折舘さん、「最近は釣りにはまっています。また、お酒が大好きなので友人や同僚との食事会でリフレッシュしています。」と話してくれました。

 

ICU(集中治療室) 壬生さん

看護師6年目の壬生さんは去年ICUに異動となり2年目になります。
主に院内急変患者、術後患者、救命からの入院患者を対象にクリティカルケア(※)を実施しています。
(※)クリティカルケアとは、疾病や外傷、手術などにより生命の危機的状態にある重症患者に対し、高度な医療技術や専門的な看護ケアを提供すること
撮影日は患者さんの口腔ケアを行っていました。

(口腔ケアの準備)

ICU病棟は生命の危機に瀕している重症な方や、集中的な治療・管理・観察が必要な方です。壬生さんはスタッフの雰囲気について、「急変時には各々が迅速に役割をこなし、落ち着きながらも緊張感を持ち行動します。患者さんが落ち着いているときは穏やかな雰囲気で談笑することもあります。」
また、「挿管されている方や鎮静下にある方等、コミュニケーションをとることが難しい患者さんも多く入室しているので、ジェスチャーや文字盤、筆談を用いるなど工夫してコミュニケーションをとっています。」と話してくれました。

(口腔ケアの様子)

口腔ケアをする時は、挿管管理されている患者さんは自力で口腔ケアが出来ないため、誤嚥性肺炎の予防、VAP(※)予防として大切です。入っているチューブの深さの確認はもちろんですが、口の中の状態を観察出来るタイミングにもなるので注意深く観察しています。
(※)VAPとは、人工呼吸器関連肺炎(Ventilator-Associated Pneumonia)の略

インタビューから

  • 最近、看護師として「壁を乗り越えた」と感じた出来事
    急変で(※1)ACLCを実施し、医師、看護師で力を合わせ(※2)ROSCさせることが出来たときには壁を乗り越えたと強く感じました。
    (※1)ACLSとは、Advanced Cardiovascular Life Support(二次救命処置)の略で、医療施設において医師や看護師などの医療従事者が行う高度な心肺蘇生法
    (※2)ROSCとは「自己心拍再開」(Return Of Spontaneous Circulation)の略で、心肺停止状態から自発的な心臓の拍動と脈拍が再び触れるようになった状態
  • 看護師としてのやりがいや、難しいと感じるところ
    ICUへ入室してくる患者さんは全身状態の管理が必要で、様々な疾患や要因が絡み状態が悪いことが多いです。多方面から観察、アセスメントする必要があり、変化を逃すことができないので難しさを感じる事もあります。しかし軽快し病棟へ移動する姿を見ると強い安堵と喜びを感じます。回復の過程を支えてきた分その姿を見るとやりがいを感じます。
  • 業務をする上で役立っている院内・院外研修
    ICUでは看護部教育委員会が月数回、EICU(救急集中治療室)と合同で勉強会を開催してくれています。普段扱う領域や、急変対応等大変役立っています。
  • 男性看護師として、業務を行う上で活かせる強み
    鎮静下や安静が必要な患者の体位変換等、力仕事で強みを感じます。

今後クリティカルケア領域に関する資格取得、ゆくゆくはNP(診療看護師)も取得できればと考えています、という壬生さん、「普段はお子さんと遊んだり、夏休みには県外に旅行してリフレッシュしています。また、資格取得に役立つ情報として、YouTubeやインスタ等分かりやすくまとめられた投稿があるので見てみると勉強になります。」と教えてくれました。

採用情報

リクルートサイト『Join Us』には、看護師をはじめ、初期研修医、専攻医、医療技術職員の情報を掲載しているほか、勤務条件や採用日程などについてもご覧いただけます。

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