青森県立中央病院

【県病だより】実際の専門領域を体験 ~診療放射線技師を目指す君へ~

2025.09.25 更新

青森県立中央病院は、診療放射線技師を目指す学生が学ぶ臨床実習施設として、毎年多くの実習生を受け入れています。今回は実習の様子や具体的な実習内容について紹介します。
実際の現場を体験することにより、未来の診療放射線技師にとって、かけがえのない経験を積む機会となりました。
※診療放射線技師は、医師や歯科医師の指示のもと、放射線やその他の機器を用いて病気の診断や治療を支援する医療技術職の国家資格保有者です。

(高精度放射線治療(IMRT等)実施前に行う線量検証のため、検証用ファントム(生体擬似模型)を設置している様子。)

当院では段階的に臨床に参加する参加型の実習を行います。実習での経験に対して具体的なフィードバックを行い、良かった点や改善点を指導します。
また、患者さんへの医療行為には必ず監督をすることで安全管理を徹底します。実習生が質問しやすい環境や雰囲気を整え、個々の性格や学習スタイルに配慮した対応を心がけています。業務の一部を実際に経験することで医療現場での実践的なスキルを身につけることができます。

実習内容

今回の実習では、一般撮影、放射線治療、MRI、Angio(血管造影検査)、CT、核医学検査を対象に、約1カ月間のスケジュールで実施しました。それぞれの分野において3日から5日間の期間が設けられ、各検査や治療の流れ、使用機器、患者対応、被ばく管理、画像の評価などについて、現場での実践を通じて学びました。

1日のスケジュール例
  • 8:15 実習準備(前日レポートの確認)
  • 8:30~12:00 午前実習(見学→模倣→実施)
  • 12:00~13:00 昼食・休憩(1時間)
  • 13:00~15:30 午後実習(見学→模倣→実施)
  • 15:30~16:30 レポート作成
  • 16:30~17:00 本日の振り返り(実習者、担当者、実習指導者)
1.一般撮影の様子

一般撮影のポジショニングや撮影のコツ、注意点、接遇の仕方等を学び、実習生同士で練習している様子。患者状態によって、ポジショニングを考えるなど、学校では学ぶことが難しいことも実習することができます。

2.放射線治療の様子

左図:治療計画装置で臓器の輪郭を描出している様子。
右図:線量検証のためのファントムを設置している様子。
放射線治療における治療計画から治療開始までの流れを実習を通して学ぶことができます。

3.MRIの様子

学校で習う撮像技術だけでなく、MRI装置への磁性体吸着体験を行っています。MRI対応の車椅子や点滴台を用いた金属の持ち込みの危険性、安全管理の重要性についても学習します。

4.Angio(血管造影検査)の様子

造影剤注入装置の取り扱いを実習している様子。清潔操作やエア抜きの仕方を、練習用模擬シリンジを使い実習します。実際に操作することで理解が深まります。

5.核医学検査の様子

RI装置のコリメータ交換作業を実習している様子。実物のコリメータがどのくらい重くどういった方法で装置に装着されているかを体感してもらい、装置の構造や仕組みを実際に学ぶことができます。

実習生のインタビューから

実習で気をつけたところや印象に残っていること
  • 何の目的で検査しているのか、何に注意して行うのかを意識した。患者さんに本人確認をする際の言葉使いにも気をつけた。
  • 実習着を着ている以上は病院の一員として常に緊張感を持つよう気をつけた。
実習の感想
  • 撮影法などスタッフのみなさんから丁寧に教えてもらい、とても充実した実習だった。実際にポジショニングなどさまざまなことを体験できて楽しかった。
  • 教科書で見たものが実際に目にすることでより理解が深まった。勉強不足の部分もあったので、今後の課題にしていきたい。
実習の雰囲気(病院や放射線部の印象)
  • とてもいい雰囲気で実習もしやすい印象だった。
  • わからないところを根気強く丁寧に教えてくれた。
    全員が対等に会話をしているように感じた。

実習生担当技師のインタビューから

診療放射線技師として大切なこと
  • 診療放射線技師は、高い専門性と人間性が求められます。
    放射線による被ばく低減のための安全管理意識、診断精度を左右する正確な撮影・撮像技術、患者様への優しい対応と説明力が不可欠です。医師やメディカルスタッフとの連携を図り、スムーズな診療を支える協調性も重要です。
    また、医療技術は日々進化しており、技術進化に対応するために、継続的な学習、より良い検査・診断のために向上心や探求心も必要となります。さらに、緊急時や災害時の冷静な対応力も備える必要があります。
当院の放射線科を目指す学生にメッセージ
  • 当院は県内の基幹病院として、多くの患者様と向き合いながら幅広い経験を積むことができる職場です。
    研修制度や勉強会が充実しており、先輩方のサポートのもとで着実にスキルアップできます。急患対応などで忙しい場面もありますが、勤務シフトの配慮や休暇制度、院内保育など福利厚生が整っており、結婚・子育て等ライフスタイルが変化しても安心して働ける職場です。ぜひ一緒に成長しながら働きましょう。

採用情報について

青森県立中央病院ホームページには、リクルートサイト『Join Us』があります。
診療放射線技師はもちろん、医師、看護師、医療技術職員の情報を掲載しているほか、勤務条件や採用日程などについても掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

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診療日

月曜日〜金曜日
新患 | 8:15〜11:30
再来 | 8:15〜11:30

※午後は原則一部診療科と特殊外来のみ

休診日

土曜日・日曜日・祝日
年末年始(12/29〜1/3)

※診療科によっては受付時間の変更または曜日による休診がございます。
詳しくは「外来診療担当医表」をご覧ください。

青森県立中央病院の外観

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電話 017-726-8111
FAX. 017-726-8325

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