【県病だより】熱中症を防ぐための日常生活 9か条
2025.07.17 更新
青森県でも30度を超える暑い日が続いています。熱中症は、高温多湿な環境で体温調節がうまくいかなくなり、体内に熱がこもり様々な症状を引き起こす病気です。小さな子どもからお年寄りまで、みんなで気をつけて、この暑い夏を元気に乗り切りましょう。
- こまめな水分補給をする
喉が渇いていなくても、時間を決めて少しずつ水分をとりましょう。目安は1日1.2リットルです。水や麦茶、スポーツドリンクなどがおすすめです。汗をたくさんかいた時は、塩分も一緒にとりましょう。 - バランスの良い食事と十分な睡眠をとる
暑いと食欲が落ちがちですが、しっかり食べて体力をつけましょう。特にビタミンやミネラルを含む野菜や果物をとると、体調を整えるのに役立ちます。夜はぐっすり眠って、疲れをとることも大切です。 - 暑さに負けない体をつくる
適度な運動で汗をかく習慣をつけましょう。体が暑さに慣れて、汗をかきやすくなります。ただし、無理は禁物です。 - 気温の高い時間帯を避ける
日中の最も暑い時間帯(10時~16時ごろ)の外出や激しい運動はなるべく避けましょう。 - 日差しを遮る工夫をする
外出時は、つばの広い帽子をかぶったり、日傘をさしたりして、直射日光を避けましょう。 - 服装を工夫する
熱がこもりにくい、風通しの良い素材(綿や麻など)の服を選び、ゆったりとしたシルエットのものを着ましょう。明るい色は熱を吸収しにくいのでおすすめです。 - 我慢せずにエアコンを使いましょう
節電を意識しすぎるあまり、エアコンをつけないのはとても危険です。特に高齢者や小さな子どもは、暑さを感じにくいことがあるので、部屋の温度をこまめにチェックし、無理せずエアコンを使いましょう。 - 扇風機を活用しましょう
エアコンが苦手な方でも、扇風機をうまく使えば涼しく過ごせます。窓を開けて風の通り道を作り、扇風機を回すだけでも効果があります。 - 締め切った部屋に注意しましょう
日中、締め切った部屋は想像以上に気温が上がります。窓を開ける、エアコンを使う、扇風機を使うなど、部屋の換気や温度管理を怠らないようにしましょう。
生活面で気をつけること

屋外での過ごし方で気をつけること

屋内での過ごし方で気をつけること

熱中症は、めまいや吐き気、だるさなどのサインが出てくることがあります。少しでも体調がおかしいと感じたら、涼しい場所に移動し、体を冷やして水分をとるなど、すぐに休むようにしましょう。みんなで声をかけあって、熱中症に気をつけましょう。

