【県病だより】令和6年度 第2回スキルアップ研修会を開催しました
2024.08.22 更新
当院医療連携部では、地域の医療従事者との交流と自己研鑽を目的に、医療機関の医師、歯科医師、看護師、薬剤師などを対象にスキルアップ研修会を開催しています。
今回は、7月16日(火)に県民福祉プラザで開催された第2回研修会についてご紹介します。
テーマ:「遺伝子検査で何がわかる?」
研修会には医師、看護師、薬剤師等30名が参加しました。
研修内容
今まで、一部の研究者が利用してきたと思われていた遺伝子検査は、様々に拡大して身近な検査になってきました。病原体の検索、病気の原因検索(診断)、そして治療にも利用されており自身の遺伝情報を知ることで、健康増進に役立てることが可能となっています。
今回は、現在の医療において遺伝子検査がどのように使われ、それが診療や患者さんの健康の維持のためにどのように利用されているのか、「遺伝子的検査の目的、疾患の診断、疾患の治療、遺伝情報の特性、遺伝カウンセリング」などをわかりやすく講義していただきました。
受講者の感想
- 早い段階から検査すれば、治療まで辿り着ける率がもう少し高まるということが印象に残った。
- 検査結果が出ても、必ずしも治療に結びつかないこともあるということを知った。
- 個人の遺伝子情報が治療のためには必要であるが、知ることが必ずしも良いことではないこともあり、難しい問題だと感じた。
スキルアップ研修会の開催予定
今年度医療連携部では、5回の研修会開催を予定しています。
- 第1回 5月21日(火)県民福祉プラザ(終了)
- テーマ:青森地域での災害を想定して備えること
- 講 師:青森県立中央病院 災害医療管理監 小笠原 賢
- 参加者:64名
- 第2回 7月16日(火)県民福祉プラザ(終了)
- テーマ:遺伝子検査で何がわかる?
- 講 師:青森県立中央病院 ゲノム医療部長 北澤 淳一
- 参加者:30名
- 第3回 9月17日(火)県民福祉プラザ(予定)
- テーマ:認知症の治療はどこまで進むのか
- 講 師:弘前大学医学部神経内科学講座 教授 冨山 誠彦
- 第4回(未定)
- 第5回(未定)