6月4日(金)に、新人看護師を対象とした、呼吸管理・循環管理Ⅰ研修会が行われました。
この研修会は2日間にわたって基礎編と実践編を行うもので、【病院だより】では2回に分けてご紹介します。
呼吸管理について
急性・重症患者看護専門看護師 伊藤 伸子看護専門官から、『呼吸の観察ができる』を学習目標に、
①呼吸回数・パターン
②視診・触診
③聴診
④自覚症状
などの項目に沿って講義が行われました。
<こんなときどうする?>の場面では、
術後の患者さんの状態を例にあげ、呼吸や脈拍の回数、血圧などを測定し状況を確認して医師へ報告するまでの流れを各グループで話し合い発表しました。
循環管理について
救急看護認定看護師の二ッ森 智子主任看護師から、『循環』の根拠を知って、アセスメントに活かそう!を学習目標に、
・循環のしくみを理解できる
・循環のモニタリングができる
・ショックの徴候、病態について理解できる
・プロとして最低限の循環管理ができるようになる
などの講義が行われました。
<こんなときどうする?>の場面では、
心不全で入院中の患者さんの例をあげ、血圧を確認してから病態を推測し、医師へ報告、医師の指示のもと必要な処置をする。
また、肝硬変症の患者さんの例では、病態を推測し、今後の処置や治療の予測、この場面における注意点などを学びました。
基礎編を終え、実践にどのように活かせるのかは、次回の【県病だより】でご紹介いたします。