【県病だより】第3回スキルアップ研修会を開催しました
2023.11.30 更新
青森県立中央病院は、地域医療支援病院であり、地域の医療従事者に対する研修を行っています。
9月19日(火)、令和5年度第3回の研修会がアピオあおもりで開催され、医師、歯科医師、看護師、衛生士等34名の参加がありました。
【テーマ】 在宅で食べる機能を取り戻す
~職種を超えてチームで取り組む仕組みをつくろう!~
研修内容
今回の研修会では、軟らかく、飲み込みやすいから一歩進んで、職種を超えてチームで「最後まで口から食べたいものを食べる」仕組みを学ぶため、長年、訪問歯科診療に取り組まれ、食支援研究家として活動されている五島先生から
- 食べることを支える、咀嚼(噛むこと)と嚥下(飲み込み)の違い
- 医療者は本人の能力を伸ばしているのか
- 口から食べられない(摂食嚥下機能低下)、痩せてきている(栄養不良)
- 口から食べられない人、口から食べさせてもらえない人
- 食べ物を使用しない食べる訓練では、食べられるようにはならない
など、様々な角度から講義していただきました。
参加者の感想
受講者からは
「患者さん一人一人としっかり向きあって食事や栄養、全身状態の向上につながれればいい。」
「本人のモチベーション、医師とのコミュニケーションも大切だと思った。」
「患者さんの状態を丁寧にアセスメントして、本当の意味で患者さんのためになるケアをしたと再確認できた。ケアの本質を教えていただいた。」
などの感想が寄せられました。
スキルアップ研修会の開催について
- 第1回 5月21日(火)
会場:青森県立中央病院 救命救急センター2階(終了)
テーマ:特定行為研修修了看護師の役割と今後の展開
講師:青森県立中央病院
心臓血管外科 診療看護師 柳谷 和明
救急部 診療看護師 中村 祐太
参加者:41名 - 第2回 7月18日(火)
会場:県民福祉プラザ(終了)
テーマ:スキンケアをもっと知ればアピアランスが変わる
~隠す・着けるから療養期間を見据えたスキンケアを考えよう~
講師:セレナイト代表 さとう 桜子
参加者:31名 - 第3回 9月19日(火)(終了)
会場:アピオあおもり
テーマ:在宅で食べる機能を取り戻す
~職種を超えてチームで取り組む仕組みを作ろう!~
講師:ふれあい歯科ごとう代表 五島 朋幸
参加者:34名 - 第4回 11月21日(火)
会場:県民福祉プラザ
テーマ:総合診療部/総合診療医と地域との関わり
講師:青森県立中央病院 総合診療部 部長 伊藤 勝宣 - 第5回 1月16日(火)
会場:県民福祉プラザ
テーマ:電子処方箋から始まる情報共有
~情報共有が進めば服薬管理が変わる~
講師:青森市薬剤師会 専務理事 坂井 義人