【県病だより】令和5年度青森県立中央病院災害医療総合訓練が行われました
2023.10.26 更新
10月14日、災害時における基礎的な対処能力の向上を図ることを目的として、令和5年度青森県立中央病院災害医療総合訓練が行われました。当院では、7月(災害対策本部訓練)と9月(新設エリア設置訓練)に機能別訓練を2回実施し、練度を積み上げ災害医療総合訓練に臨みました。
訓練には、医師、看護師、医療技術職員、事業者の職員、模擬患者役の県職員、弘前医療福祉大学短期大学部及び青森県立保健大学の学生など約130名が参加しました。
また、青森県を主催とする令和5年度東北ブロックDMAT参集訓練が本県では平成26年以来の実施となり、一部、当院の総合訓練とコラボして受援の訓練も実施されました。
(訓練開始式における病院長の挨拶)
訓練の様子
(災害対策本部における各班等の活動)
各新設エリア(救急・正面トリアージポスト、赤・黄・緑・黒エリア、安否確認所・帰宅困難者対応所)における活動
(救急・正面トリアージポストにおいて傷病者のトリアージを実施)
(赤エリアにおいて傷病者の治療を実施)
(黄エリアにおいて傷病者の治療を実施)
(緑エリアにおいて傷病者の受付を実施)
(黒エリアにおいて、傷病者(ダミー)を診察)
(安否確認所において搬送された方の安否確認のための来院者等へ対応)
(赤エリアにおいて新潟県から来たDMAT隊の支援を受ける)
参加者の感想
- 日頃の救急にも繋がる良い訓練だった。
- 途中でDMAT隊員が来てくれて搬送の手伝いをしてくれたので、とても助かった。
- トリアージを素早くするために、災害医学会について勉強していきたい。
- 災害発生時に平常心で臨むためには、この種の訓練は大切だと思った。
- 今回のような貴重な訓練の機会に参加させていただきありがとうございました。
当院では、日頃の訓練を重ね、突然の事態にも冷静・迅速に対応できる体制と、安全・安心で質の高い医療を提供できるように努めてまいります。