青森県立中央病院

新型コロナワクチン1回目および2回目の接種後副反応調査について(最終報)

2021.07.02 更新

当院医療従事者への新型コロナワクチンの接種に伴い、集積された副反応調査の報告をします。
今後、ご自身でワクチン接種を受ける際の参考としてお役立てください。

令和3年7月2日

青森県立中央病院

新型コロナワクチン接種体制整備本部

1. 対象・方法

  • 新型コロナワクチンを接種した当院勤務職員を対象
  • 1回目は、接種した1770名のうち1380名回答(回答率78.0%)
  • 2回目は、接種した1728名のうち1323名回答(回答率76.6%)

2. 集計結果の概要

  • 最終集計は、4月30日付けの中間調査報告とほぼ同様の結果となりました。
  • いずれの症状においても、2日目にピークをむかえ、ほとんどの人が7日目には消失しました。
  • 注射部位の痛み・筋肉痛は、接種回数および男女別に関わらず、頻度が多い副反応でした。
  • 1回目で発生頻度が少なかった疲労・頭痛・発熱(37.5℃以上)は、2回目の方が多くみられました。
  • 年代別に比較すると、注射部位の痛み・疲労については、大きな差は見られませんでした。
  • 筋肉痛・頭痛・発熱(37.5℃以上)は、年代が低くなるほど発生率が上がる傾向がみられました。
  • 1回目はアナフィラキシーおよびアナフィラキシー前駆症状が各1件、2回目はアナフィラキシー1件ありましたが、いずれも回復しました。(3件とも女性)

3. 1回目と2回目の副反応比較


 
 

4. 副反応発生率(経過日・男女別)

注射部位の痛み


 

 

筋肉痛


 

 

疲労


 

頭痛


 

発熱37.5°以上


 
 

5. 副反応発生率(年代別・男女別)

注射部位の痛み


 

筋肉痛


 

疲労


 

頭痛


 

発熱37.5°以上


 
 

6. その他の副反応

  • その他の副反応については、自発報告された回答内容を集計しています。
  • 上記2.~5.の発熱は「37.5℃以上」としていますが、微熱(37.0~37.4℃)の報告も多くありました。
  • ほてり・発疹・かゆみ・腕・手指の痺れ・下痢などは、1回目2回目ともに頻度が多い症状でした。
  • めまい・眠気・風邪様症状(鼻水・くしゃみ・咽頭痛等)などは、1回目の報告が多い症状でした。
  • 微熱・リンパ節の腫れ・腰痛・胃症状(嘔吐・吐き気・胃部不快感・胃痛等)などは、2回目の報告が多い症状でした。

 

1回目 2回目
微熱(37.0~37.4℃) 7 33
ほてり感 17 11
めまい・浮遊感 15 8
発疹 11 16
かゆみ 14 18
眠気 10 3
あくび 4 1
息苦しさ 3 3
動悸 3 3
胸痛 1 5
リンパ節の腫れ 3 28
首~肩痛 5 6
腰痛 4 12
腕のだるさ・違和感 7 2
腕・手指の痺れ 11 13
下痢 10 16
腹痛 4 4
嘔吐・吐き気 8 33
胃部不快感・胃痛 0 9
食欲不振 1 5
鼻閉 5 2
鼻水・くしゃみ 10 5
咽頭痛・喉不快感 9 5
3 3
唇・口腔内の違和感 4 3
目の違和感・眼痛・浮腫等 3 4
耳痛・耳鳴り 2 4
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