【県病だより】令和7年度 青森県周産期医療学習会が開催されました
2026.01.15 更新
令和7年11月29日(土)、令和7年度「青森県周産期医療学習会」が、救命救急センター2階 訓練スペース1とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式にて開催されました。
宮城県立こども病院 産科 科長 今井 紀昭 先生を招いて「おなかの赤ちゃんに今できること ~胎児治療の現在地と実際~」をテーマに行われ、青森県内の周産期医療施設などから43名が参加しました。
(宮城県立こども病院 産科 科長 今井先生)

講演について
【概要】
胎児治療とは、おなかの中の赤ちゃんに対して行う治療のことで、出生後に治療を開始するのでは間に合わない疾患が対象であり、出生前診断の進歩により正確な診断と予後の予測が可能になってきています。
現在、宮城県立こども病院で行われている胎児治療について図解や動画を用いてお話され、適応となる病態や時期、予後の説明と症例紹介がありました。
【紹介された症例】
- 双胎間輸血症候群に対する胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術(FLP)
- 無心体多胎に対するラジオ波焼灼術(RFA)
- 胎児胸水に対する胸腔-羊水腔シャント(TAS)
- 胎児頻脈性不整脈に対する経胎盤的薬物療法
(学習会の様子)
まとめ
- 日本でも様々な胎児治療が行われ、保険適応になってきている。
- 宮城県立こども病院では、講演で紹介された胎児治療の他に、胎児輸血、先天性CMV感染症に対する抗ウイルス薬治療などを行っている。
- 東北地方の出生数減少は著明で、県単位では対応が難しい症例が出てきており、東北地方全体での協力が必要となってきている。
(本会場参加者で記念撮影、前列左から3人目 講師 今井先生)


