【県病だより】ナースのお仕事 Part.2 2025
2025.12.11 更新
Part.1での新人ナースが成長する様子に続き、Part.2では、経験を積んで多くの役割を担い活躍する看護師6年目の2人を紹介します。9階東病棟所属の小鹿さんと、7階東病棟所属の工藤さんです。
9階東病棟 小鹿さん
小鹿さんは呼吸器内科に所属し、肺がんや肺炎患者さんのケアをしています。
4、5人の患者さんを受け持ち、呼吸器疾患で呼吸苦を訴える患者さんが多いため、早期に異常を発見できるように日々全身状態を観察します。また、状態変化があった患者さんの情報をチーム内で共有し合い、病棟全体で対応できるように心がけているとのことです。撮影日は、患者さんの投薬チェックや、医師が行う胸腔穿刺の補助を行っていました。
(投薬のチェック)
投薬の際は「6R」に留意します。変更時は主治医に確認し、指示受けをしてから投薬しています。
※6Rとは、正しい患者、正しい薬剤、正しい目的、正しい用法、正しい用量、正しい時間のこと。

(胸腔穿刺を行う際の補助業務の様子)
必要物品を準備し、主治医が胸腔穿刺する際には胸水を出すためにチューブを固定します。

※胸腔穿刺は胸膜腔内の胸水が何らかの原因で異常に増えた場合に、その原因を検査するために胸水を採取する処置のこと。
インタビューから
- 看護師としてのやりがいや、難しいと感じるところ
緊急で入院してきた患者さんで全身状態の悪い状態でしたが、治療を継続して自宅退院できた時に「本当にお世話になりました。看護師さんたちに良くしてもらって、元気になりました。」と声をかけていただいた時などにやりがいを感じます。 - 印象に残っている研修
「エンド・オブ・ライフ・ケア」研修を受けた際に、その状況にある患者さん・ご家族は、悪い知らせや治療の中断、そして死を意識せざるを得ない状況に伴う大きな不安を抱えています。そのため、医療スタッフは患者さん・ご家族が感情や考えを客観視し整理できるよう寄り添う、十分な情報を丁寧に提供し共に考え、話し合う時間を確保するなどの支援を行うことが求められると学びました。
※エンド・オブ・ライフケアとは、死が近づく、あるいはいつかおとずれる死を意識する人が、人生の最期までその人らしく最善の生活を送れるように支援するケア - 業務をする上で役立っている院内・院外研修
サポーティブケアセンター主催の「エンド・オブ・ライフ・ケア」研修では、がん患者さんやそのご家族に必要なケアを学ぶことができ、実際に病棟で実践できることが多くありました。ぜひ、少しでも興味があれば参加してみて下さい。
休日はYouTubeなどの動画を鑑賞したり、友達とご飯を食べに行ったりしてリフレッシュしているという小鹿さん、今後は様々な配属先で経験を重ね、とりたい資格を見つけることができればいいです。と話してくれました。
7階東病棟 工藤さん
工藤さんは、耳鼻咽喉科と泌尿器科に入院する患者さんの手術・化学放射線療法・緩和ケアなどの看護を行っています。日勤では3~5人、夜勤では10~13人程度の患者さんを担当。毎日手術や入院等があるため多忙ですが、スタッフ全員で声を掛け合いながら、協力して業務を行っていますとのことです。
撮影日は、担当患者さんの病棟移動をスタッフと一緒に行いました。
(患者さんの病棟移動の準備)

患者さんはルート(点滴やチューブなど)が多く、体格も大きいため、移乗の際はルートを引っ張らないよう注意を払い、また、複数のスタッフで協力して行うことで、患者さんの負担軽減に努めます。
移動後、手術翌日であることと、感染症による血圧低下がみられる患者さんであったため、気分不快や苦痛の有無について確認。その上で、何か症状が出現した場合や体勢を変更したい時は、すぐにナースコールを押してくださいと声掛けをしていました。
インタビューから
- 看護師としてのやりがいや難しいと感じるところ
患者さんが予定していた治療を完遂できるよう看護を行うことにやりがいを感じます。同時に、副作用や合併症により治療を中断する場合もあるため、難しくも感じます。 - 最近、印象に残っている出来事
昨年に東北ストーマリハビリテーション講習会に参加し、それまで曖昧であったストーマに関する学びを得たことで、ストーマ造設術を行う患者さん・ご家族への看護をより丁寧に行うことができるようになりました。
※ストーマとは、病気や怪我の治療のために、お腹に作られた便や尿の出口(排泄口)のこと - 業務をする上で役立っている院内・院外研修
ELNEC-Jの研修では、患者さんの苦痛や苦痛緩和について学べるため、普段からがん患者さんの看護を行ううえで大変役立っています。
※エンド・オブ・ライフケアを提供する看護師のための教育プログラム
ドライブをして気分転換をしているという工藤さんは、心電図をみるのが苦手なので、苦手克服のために勉強をして、心電図検定を受けてみたいと話してくれました。
採用情報
リクルートサイト『Join Us』には、看護師をはじめ、初期研修医、専攻医、医療技術職員の情報を掲載しているほか、勤務条件や採用日程などについてもご覧いただけます。

