【県病だより】「令和7年度 介護従事者に知ってほしい医療を学ぶ研修会」を開催しました
2025.11.13 更新
本研修会は、2021年度まで糖尿病連携研修会と併せて「介護従事者研修会」として開催しておりましたが、2022年度より「介護従事者に知ってほしい医療を学ぶ研修会」と名称を変更しております。
院内スタッフに加えて外部の先生も講師にお招きし、より地域の関係者の皆様に最新の専門的状況をお伝えし、各現場で活かしていただける研修会として開催しています。
今回は第1回、第2回の研修会について紹介します。
第1回 介護従事者に知ってほしい医療を学ぶ研修会
- 日 時:令和7年8月23日(土)14:00~15:30
- 方 法:集合方式(当院3階研修室)とWEB方式
- テーマ:高齢者とのコミュニケーションのポイント
- 講 師:弘前大学医学部附属病院
認知症看護認定看護師 葛西 愛子
青森県立中央病院
臨床心理支援部 公認心理師 浅利 猛 - 参加者:69名(集合:5名、WEB:64名)
講演内容
加齢に伴う体の変化を理解し、高齢者に敬意と寄り添う気持ちをもって接することが大切であり、そのために必要な知識と技術を身に着け、高齢者と楽しい会話ができるようになることが大切である。
また、公認心理師の視点から高齢者の心理社会的な特徴を整理し、コミュニケーションのヒントや高齢者との日ごろの関わり方についてお話があり、実践すると将来「こうすれば良いのか!」「これで間違っていなかった!」と思うことができる講義内容でした。
【葛西講師 浅利講師】

感想
- 五感を働かせながらコミュニケーションをとっているが、今回の研修でコミュニケーションのポイントを再確認できた。
- コミュニケーションについて難しい内容もあったがすぐに実践できるものもあり、ケアに活かしていきたい。
- 攻撃的な利用者やどんな言葉も否定的にとらえる利用者の対応に困っている。
ご本人が「まだ一人で生活できる」と判断し、介護サービスの利用を拒否してしまうケースや、ご家族が疲弊していてもサービスの利用を拒んでしまうケースなど、現場特有の意見も出されました。
第2回 介護従事者に知ってほしい医療を学ぶ研修会
- 日 時:令和7年10月25日(土)14:00~15:30
- 方 法:集合方式(当院3階研修室)とWEB方式
- テーマ:高齢者の肺炎予防
- 講 師:青森県立中央病院
クリティカルケア認定看護師 牧野 隆仁
青森県立中央病院
歯科口腔外科 歯科衛生士 高瀬 美夏 - 参加者:63名(集合:7名、WEB:56名)
講演内容
肺炎は高齢者の命に関わる重大な疾患であり、介護者の日常での「気づき」が大切なので、予防・早期対応を目指してすぐにできる実践のポイントと、利用者の健康と生活の質を守る「観察力」「対応力」を身につけられるよう、口腔ケアや嚥下機能、日常生活での食事・運動のポイントやワクチン接種などのお話がありました。
また、高齢者の口腔内の特徴や病態、オーラルフレイルや口腔機能低下症とともに、口腔ケアの方法や入れ歯のお手入れ、口が開かない方への対応などについても説明があり、今後の口腔ケアに活かせる内容でした。
【牧野講師 高瀬講師】

感想
- わかりやすい説明で、明日からのケアに活かせる。
- 口腔内の確認方法に悩んでいたので、今回の研修は参考になった。
水を吐き出せない高齢者への適切な口腔ケアの方法、入れ歯の金具が口腔粘膜に刺さってしまった場合の対処方法など、現場で直面しがちな「困りごと」に対して具体的な対処方法を詳しくお話していただき、とても好評でした。

