今年度、青森県立中央病院では、42名の新人看護師が採用になりました。
新人看護師の今 part.1に引き続き、今回は、8階東病棟の熊谷 優里さんと4階南病棟の清水 梨央さんの2人をご紹介したいと思います。
8階東病棟 熊谷 優里さん
熊谷さんは、8階東病棟の循環器内科で、主に心筋梗塞や心不全の患者さんを看護しています。心臓カテーテル検査への送り出しや検査後の患者さんの観察などを行います。
撮影の日は、心臓カテーテル検査を終えた患者さんの対応を丁寧に行っていました。
(検査後の患者さんの観察結果や測定した結果の入力をしている様子)
Q.1日のスケジュールについて
内服液の準備と与薬、点滴の確認と実施、患者さんの清拭や陰部洗浄、患者さんのバイタルサイン測定・心臓カテーテル検査を受ける患者さんへの対応(検査室への移送、検査後の観察)、患者さんの昼食のセッティング・下膳、看護記録などを行っています。
Q.働き始めて半年が経ちましたが、今の感想は?
あっという間に半年が経ったという印象です。看護師としてまだまだ未熟な部分がたくさんあるなと感じています。今できることを十分にこなすことも大切ですが、チームの状況をみて率先して動ける人材になる必要があると感じています。
Qこれまでの研修で印象的、実際に役立っていることについては?
基本的な看護技術をはじめとして、注射や輸血などは研修をもとに実践できるようになりました。最も印象に残っているのは、呼吸管理・循環管理の研修です。実際に物品を使用して実践できたことでイメージが膨らみ、自身の中で良い研修になったと感じています。
(リーダーに患者さんの状態を報告している様子)
熊谷看護師について、8階東病棟の穴水看護師長に話を伺いました。
「彼女は4月1日からずっと『張り切りマン』で『頑張りマン』です。普段の仕事に対する姿勢から、早く業務をこなせるようになりたいという一生懸命さが伝わってきます。
循環器センターでは、夜間に急変する患者さんが多いため、他の部署より少し遅い10月に最初の夜勤に入ります。しっかり観察して的確なアセスメントができるよう、今は、じっくりと患者さんに向き合ってほしいと思います。」と話してくれました。
4階南病棟 清水 梨央さん
清水さんは4階南病棟で、妊産褥婦・新生児のケアを行っています。
撮影の日は、新生児のおむつ替えやミルクなどのお世話をしていました。
(おむつ替えをしている様子)
Q.病棟の特徴や、スタッフの雰囲気などについておしえてください。
総合周産期母子医療センターであることから県内外各地からさまざまな症例の患者がいます。ハイリスクの患者も多く緊張感をもって仕事をしていますが、新生児に癒やされる日々でもあります。元気で明るいスタッフが多いです。
Q.これまでの研修で印象的、実際に役立っていることについては?
静脈注射の研修は実践でもすぐに活用できたのでとくに印象に残っています。
実践の機会も多いので日に日に上達できているのが実感できます。
Q.働き始めて半年経った今の感想は?
辛いときもありますが、入職時と比較すると我ながら成長を感じられるので負けずに頑張ろうと自分自身を鼓舞する毎日です。先輩方のようにしっかり仕事をできるようにもっと頑張ります。
Q.話せる範囲で失敗談があればおしえてください。
一度で覚えられず、何度も先輩にやり方を聞いてしまったことです。そのおかげで、様々な効率の良いやり方を知り、注意点について様々な視点があることに気づきました。
(赤ちゃんと笑顔で)
清水看護師について、4階南病棟の加賀谷看護師長に話を伺いました。
「今年入職の助産師は、とても良いところがあります。それは、分からない事や未経験であることを、きちんと伝えることができることです。それも、年の近いスタッフではなく、専門的にきちんと説明できるベテランの助産師に相談していることです。とても大切なことですが、だれでもできる事ではありません。そのことが、他のスタッフの信頼の獲得に繋がっています。清水さんは、これができるスタッフです。これからも初心を忘れない事を期待します。」と話してくれました。
2回にわたり採用から半年が過ぎた4人の新人看護師の今をご紹介しました。
他の新人看護師たちも同様に、それぞれの病棟で、師長、先輩看護師や周囲からのサポートを受け、より良い看護を提供するために日々取り組んでいます。
今後も【県病だより】では、新人看護師の研修会や看護部の取り組みについて掲載を予定しております。
また、青森県立中央病院ホームページには、JoinUsという採用情報サイトがあります。
看護師はもちろん、初期研修医、後期研修医、医療技術職員の情報を掲載しているほか、勤務条件や採用日程などについても掲載しておりますので、ぜひご覧ください。