県病には、様々な資格を持って医師や看護師とともに、医療を支える医療技術職員がいます。前回の社会福祉士に続いて言語聴覚士をご紹介します。
言語聴覚士とは、「話す、聞く、食べる」のスペシャリストとして、ことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。
一般社団法人 日本言語聴覚士協会HPより引用
現在、5名の言語聴覚士が、当院の対象領域である脳卒中後遺症による失語症・構音障害・摂食嚥下障害に携わっています。ここ数年は、誤嚥性肺炎で入院後の摂食嚥下障害に対する介入が増えています。
言語聴覚士の1日のスケジュール
・カルテチェック
・朝の全体ミーティング
・言語訓練
・昼食時の嚥下直接訓練
・病棟カンファレンス参加
・カルテ記録
・夕方のチームミーティング
評価 頸部聴診を行っている様子
スタッフに話を聞きました
当院は急性期病院のため、転院までの期間が比較的短いことから、患者さんが回復期へ転院後、スムーズに訓練ができるための基礎を整えることを念頭に置いています。
業務上は他部署の協力が不可欠なため、挨拶などの声かけは忘れません。
また、患者さんとのエピソードを聞くと、脳卒中の患者さんは入院時意識も悪く、ベット上安静の方が多いのですが、治療とリハビリが進み、転院および退院時に「リハビリを頑張ります」と病院を後にされる姿をみるとホッとします。と話してくれました。
スタッフのみなさん
学会および研修会については、なるべく希望に沿うように業務等を調整します。
また、言語聴覚士スタッフも増えてきたため、スタッフ間での勉強会を企画する予定です。
現在当院では、言語聴覚士を募集しています。
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