【県病だより】令和4年度緊急消防援助隊北海道東北ブロック合同訓練に参加しました
2022.10.27 更新
10月7日、8日、青森市で開催された令和4年度緊急消防援助隊北海道東北ブロック合同訓練に、当院医師、看護師が参加しました。
「緊急消防援助隊」とは聞き慣れないかもしれません。大規模災害や特殊災害が発生した場合、被災地の消防だけでは対応できないことがあります。
その際、被災地から国に応援要請を行い、各都道府県の消防が被災地を応援する仕組みのことです。
北海道東北ブロック合同訓練は、8道県(北海道、東北6県、新潟県)の輪番で実施され、青森県では7年ぶりの開催となりました。
今回の訓練では、災害現場における消防の効率的な運用と医療機関との連携強化を訓練重点項目として、災害現場、救護所、トリアージポスト、搬送医療機関(仮想病院)における災害救助・救急医療活動を実施しました。
現地救護所における活動
(救護所内へ模擬患者が搬入される)
(模擬患者のトリアージ)
搬送先医療機関(仮想病院)における活動
(仮設ベットを設営)
(模擬患者が搬送される)
訓練には8道県の消防関係者のほか、未来の医療従事者となる県内の青森中央学院大学看護学部と弘前医療福祉大学救急救命学科の学生も参加しました。
訓練を通じて、大規模災害時には消防機関、医療機関、自衛隊など関係機関との連携が改めて重要と実感しました。また当院の災害医療体制を改善する上でも大変参考になりました。