地域医療支援部
地域医療支援部の新着情報
地域医療支援部とは
県内のへき地等、医師不足が著しい地域における医療の確保は県の重要な課題であり、これまでも自治医科大学卒業医師等の派遣を行い、その役割を果たしてきたところです。
こうした県立中央病院の役割をより明確化するとともに、地域医療支援の一層の推進を図るため、平成31年2月1日に新たに「地域医療支援部」を設置しました。
地域医療支援部では、へき地医療機関等への地域医療支援を目的に、総合診療分野の医師派遣等に係る企画・調整等を行います。
診療スタッフ
部長 丸山 博行(まるやま ひろゆき)【小泊診療所(所長)】
- 卒業年/平成8年
- 資格など/日本プライマリ・ケア連合学会認定医、日本外科学会専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本医師会認定産業医
- 得意分野/へき地医療
副部長 伊藤 勝宣(いとう かつのり)
【総合診療部長、救急部副部長、健康推進室健康推進官】
- 卒業年/平成11年
- 資格など/ICLSディレクター、DMAT隊員(統括DMAT)、日本プライマリ・ケア連合学会認定指導医、日本内科学会認定内科医・指導医
- 得意分野/地域医療、内科、プライマリ・ケア
その他の地域派遣医師
氏名 | 県病での職位 | 派遣先医療機関(職位) | |
---|---|---|---|
1 | 松岡 保史(まつおか やすふみ) | 副部長 | 三戸中央病院(副院長) |
2 | 安齋 遥(あんざい はるか) | 医師 | 大間病院(院長) |
3 | 四ツ谷 千尋(よつや ちひろ) | 医師 | 県立中央病院 総合診療部 |
4 | 藤原 慈明(ふじわら やすあき) | 医師 | 三戸中央病院 |
5 | 渡部 裕介(わたなべ ゆうすけ) | 医師 | 三戸中央病院 |
6 | 中田 健一朗(なかた けんいちろう) | 医師 | 三戸中央病院 |
7 | 村井 正隆(むらい まさたか) | 医師 | 田子診療所(副所長) |
8 | 木村 凌矢(きむら りょうや) | 医師 | 大間病院 |
9 | 守田 和正(もりた かずまさ) | 医師 | 深浦診療所 |
10 | 守田 未来(もりた みき) | 医師 | 深浦診療所 |
11 | 工藤 稜顕(くどう りょうけん) | 医師 | 県立中央病院 総合診療部 |
12 | 落合 秀也(おちあい しゅうや) | 医師 | 大間病院 |
13 | 三木 祐澄(みき ひろみ) | 医師 | 県立中央病院 総合診療部 |
14 | 小成田 衆(こなりた しゅう) | 医師 | 大間病院 |
15 | 斎藤 佳菜子(さいとう かなこ) | 医師 | 大間病院 |
16 | 角田 健悟(つのだ けんご) | 医師 | 大間病院 |
部長から
“先生でいいよと頼りにされる医師“ の育成と
“先生でいいよと頼りにする地域” づくり
青森県内には、専門医療を受けることのできない地域(特にへき地)が多く存在し、このような地域では“医師と住民とのある程度の妥協の関係”がより良い地域医療には必要と考えられます。10年以上におよぶ私個人のへき地医療の経験を通して、上記目標の達成のため、以下のような活動が役に立つと考えています。
1.医師以外の地域医療のキーパーソンをみつける
医師に異動は付き物で、医師がかわっても地域にあった医療の継続が可能になることが考えられます。
2.医師と気軽に語り合える場をつくり顔のみえる関係を目指す
医師が病院・診療所から地域に出て、住民への健康や病気に関する啓発活動を行うことなどにより、精神的近接性を高めることができます。
3.医師を含む職員にとって魅力ある病院・診療所にする
職員がいきいきと働いている病院や診療所は、患者さんにとっても魅力ある病院・診療所と考えられ、職員が自分の家族も診てもらいたいと思える病院・診療所が理想です。
4.“お医者さん”を知ってもらう
徹夜の医師の認知・精神運動作業能力(cognitive psychomotor performance)は、ビール大瓶2本飲酒後のほろ酔い期に相当するとの報告もあり、“医者はスーパーマンではなくただのヒト”であることを知ってもらう啓発活動が必要です。
5.医師が“患者さん、地域”を知る
地域を知らないとその患者さんにとって“医者の常識は非常識”になることがあり、医師自ら“目の前の医者を信じてもらえるように”努力することが必要と考えられます。
総合診療医を中心とした青森県地域医療連携

地域医療支援部は、地域では総合診療を行い、県病内では専門医として働く“へき地医療のマインドを持った二足のわらじ医者”の派遣を行うのみではなく、“先生でいいよと頼りにされる医師の育成”を目指します。さらに“へき地医療のマインドを持った二足のわらじ医者”を受け入れてもらえるような“先生でいいよと頼りにする地域づくり”活動にも力を入れたいと考えています。
地域医療支援部が平成31年2月1日に立ち上がり、所属医師は今のところ実質私1人のみです。上記目標の達成に共感でき、働き方も“いつも地域、ときどき県病”でも“ときどき地域、いつも県病”でも“ときどき地域、ときどき県病”でも構いませんので、一緒に青森県の地域医療のために働く医師を募集しています。