地域医療支援部
地域医療支援部の新着情報
診療スタッフ
部長 丸山 博行(まるやま ひろゆき)
【総合診療部副部長、健康推進室長】
- 卒業年/平成8年
- 資格など/日本プライマリ・ケア連合学会認定医、日本外科学会専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本医師会認定産業医、総合診療専門研修特任指導医
- 得意分野/へき地医療
副部長 伊藤 勝宣(いとう かつのり)
【総合診療部長、救急部副部長、健康推進室健康推進官】
- 卒業年/平成11年
- 資格など/ICLSディレクター、DMAT隊員(統括DMAT)、日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医、日本内科学会認定内科医・指導医、総合診療専門研修特任指導医
- 得意分野/地域医療、内科、プライマリ・ケア
その他の地域派遣医師
氏名 | 県病での職名 | 派遣先医療機関(職名) | |
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1 | 松岡 保史(まつおか やすふみ) | 副部長 | 三戸中央病院(副院長) |
2 | 安齋 遥(あんざい はるか) | 副部長 | 大間病院(院長) |
3 | 四ツ谷 千尋(よつや ちひろ) | 医師 | 小泊診療所(所長) |
4 | 渡部 裕介(わたなべ ゆうすけ) | 医師 | 三戸中央病院 |
5 | 中田 健一朗(なかた けんいちろう) | 医師 | 県立中央病院 総合診療部 |
6 | 村井 正隆(むらい まさたか) | 医師 | 田子診療所(副所長) |
7 | 木村 凌矢(きむら りょうや) | 医師 | 県立中央病院 総合診療部(自治医科大学付属さいたま医療センター後期研修) |
8 | 守田 未来(もりた みき) | 医師 | 県立中央病院 総合診療部(自治医科大学付属病院後期研修) |
9 | 工藤 稜顕(くどう りょうけん) | 医師 | 大間病院(副院長) |
10 | 落合 秀也(おちあい しゅうや) | 医師 | 大間病院 |
11 | 三木 祐澄(みき ひろみ) | 医師 | 三戸中央病院 |
12 | 小成田 衆(こなりた しゅう) | 医師 | 県立中央病院 総合診療部(後期研修) |
13 | 平 佳菜子(たいら かなこ) | 医師 | 大間病院 |
14 | 角田 健悟(つのだ けんご) | 医師 | 県立中央病院 総合診療部(後期研修) |
15 | 梅村 澄和(うめむら きよたか) | 医師 | 大間病院 |
16 | 川代 玲穂(かわだい あきほ) | 医師 | 深浦診療所 |
17 | 田中 翔太(たなか しょうた) | 医師 | 大間病院 |
18 | 東舘 紗貴(ひがしだて さき) | 医師 | 三戸中央病院 |
診療内容
青森県のへき地等、医師不足が著しい地域における医療の確保は県の重要な課題であり、これまでも自治医科大学卒業医師等の派遣を行い、その役割を果たしてきたところです。こうした県立中央病院の役割をより明確化するとともに、地域医療支援の一層の推進を図るため、平成31年2月1日に新たに「地域医療支援部」を設置し、主に自治医科大学卒業医師のへき地等の自治体医療機関への派遣を一元化管理しています。
- 地域医療支援部の主な業務は、
- 〇へき地等の自治体医療機関への代診や診療応援
- 〇外部の医師を地域医療支援医として委嘱し、へき地等の自治体医療機関に派遣
- 〇「総合診療医を中心とした青森県地域医療連携」の推進
など県内のへき地医療のサポートを行っています。
部長から
下北半島にある大間病院と佐井診療所での10年以上に及ぶ私個人のへき地医療の経験を通して「より良い地域医療のために」必要な活動を考えてみました。
1. 医師以外の地域医療のキーパーソンをみつける
医師に異動は付き物で、医師が替わっても地域にあった医療の継続が可能になると考えています。
2. 医師と気軽に語り合える場をつくり顔のみえる関係を目指す
医師が病院・診療所から地域に出て、住民への健康や病気に関する啓発活動を行うことなどにより、精神的近接性を高めることができるだけではなく、医師によっては感じる”地域との壁”を低くし地域に出やすくなると考えています。
3. 医師を含む職員にとって魅力ある病院・診療所にする
職員がいきいきと働いている病院や診療所は、患者さんにとっても魅力ある病院・診療所と考えられ、職員が自分の家族も診てもらいたいと思える病院・診療所が理想です。
4. 医師が”患者さん、地域”を知る
地域を知らないとその患者さんにとって”医師の常識は非常識”になることがあり、医師が自ら病院・診療所から地域に出て”目の前の医者を信じてもらえるように”地域を知る努力をすることが必要と考えています。
5. “お医者さん”を知ってもらう
徹夜の医師の認知・精神運動作業能力(cognitive psychomotor performance)は、ビール大瓶2本飲酒後のほろ酔い期に相当するとの報告もあり、“医者はスーパーマンではなくただのヒト”であることを知ってもらう啓発活動が必要と考えています。
6. ある程度の妥協の関係を目指す
”患者さんから「先生いいですよ(better)」と言われるが本当は「先生がいいよ!(best)」と言われたい”のが医師の本音ですが、逆にbestな専門医療を受けることができない地域(特にへき地)ではこの”「先生でいいよ」というbetterな医療でも構わない”といった医師と住民とのある程度の妥協の関係を目指すことが大切だと考えています。
以上の6項目を県内のできるだけ多くの地域で達成したいと考え、「『先生でいいよと頼りにされる医師』の育成と『先生でいいよと頼りにする地域』づくりを通し、『先生がいいよ』と地域で総合診療医が成長できる青森県を目指して」、県医療薬務課と協力し「総合診療医を中心とした青森県地域医療連携」を推進しています。詳細は以下よりご覧ください。
「より良い地域医療のために」の6項目を地域(へき地)で実践しようと努力することが地域医療に従事する医師に必要な”地域(へき地)医療のマインド”と考えています。地域医療支援部では、地域(へき地)では総合診療を行い、県病内では専門医(総合診療を含む)として働く”地域(へき地)医療のマインドを持った二足の草鞋医者”の募集を行っています。
「総合診療医を中心とした青森県地域医療連携」の推進に共感でき、働き方も”いつも地域、ときどき県病”でも”ときどき地域、いつも県病”でも”ときどき地域、ときどき県病”でも構いませんので、一緒に青森県の地域(へき地)医療のために働く医師を募集しています。