救急・時間外の方
救命救急センターの役割について
当院は救命救急センターを設置し、休日・平日夜間を含む24時間365日体制で急性心筋梗塞、脳卒中、心肺停止、多発外傷、中毒など緊急度や重症度が高い病気や、複数診療科が関わる病気など、高度な医療を提供する三次救急医療機関です。緊急度や重症度が高いと判断した場合は最優先で診療を開始し、そこには多くの医師やスタッフが関わり、容態が安定するまで治療を継続します。
また当院は初期救急・二次救急医療機関の後方病院として県内各地域から救急患者を紹介され受け入れる役割も担っています。
なお、救命救急センターを受診し、軽症等、緊急度が低いと判断された場合は、他の医療機関からの紹介状がある場合を除き、選定療養に係る定額負担料金を徴収させていただきます。
- 選定療養に係る初診時及び再診時の定額負担料金について
※土日祝日および夜間(16:15~8:15)に受診された場合、上記定額負担料金のほか時間外受診料が発生します。 また、血液画像検査料金が加算され高額となる場合がありますのでご了承ください。
救命救急センターでの診療の順番等について
- 来院手段は徒歩、自家用車、救急車等がありますが、いずれもスタッフが問診や血圧、脈拍などを測定しトリアージを行い、診療の優先順位を決めています。
- 診療の順番は受付順ではなく、生命を脅かす緊急度や重症度の高い病気の順番に診療を開始しております。
また生命を脅かす病気の治療はスタッフが多く必要となり、患者の容態が安定するまで側にいるため、新たな患者の診療が困難な状況となります。 - 一般外来業務がない休日や平日夜間は特に救急患者が集中します。
診療の順番はトリアージの結果で優先順位を決めており、軽症の場合は、待ち時間が非常に長くなることもありますので予めご理解とご了承をお願いいたします。 - 会計については、休日・平日夜間の場合は救命救急センターで、平日日中の場合は1階玄関ホールの支払い窓口(または自動精算機)でお支払いください。
- 病院内では、大声で怒鳴ったり、職員に対して自己中心的な要求を迫るなどの迷惑行為を禁止しています。職員が制止しても迷惑行為を止めない場合は、院外に退去していただきます。 万一、退去に応じない場合は、直ちに所轄の警察に通報します。
救命救急センターの休日および平日夜間の受診について
- 平日夜間(16:45~翌朝8:15)および休日の外来受診は全て救急診療扱いとなります。
- 救命救急センターは休日・平日夜間に関わらず、緊急度や重症度が高い救急患者を最優先に対応しています。
受付順ではありませんので予めご理解とご了承をお願いいたします。 - 一般外来業務が休みとなる休日・平日夜間は特に救急患者が集中します。
軽症の場合は、後述する「青森市の休日・平日夜間の救急医療体制について」を参照し、他の医療機関の受診の検討もお願いします。なおとても辛い症状の場合は上記の限りではありません。 - 休日・平日夜間に受診しても、後日、平日日中に再度受診をお願いすることもあります。1回の受診で診断出来る病気もあれば、緊急性がなく症状の経過や専門科医師による診察で診断できる病気もあります。
※平日日中(通常の診療時間)は、青森市内にも多くの医療機関が診療をしています。風邪などの軽症の場合、かかりつけ医や青森市内の他医療機関の一般外来の受診をお願いします。
※かかりつけ医がある場合、可能な限り紹介状の持参をお願いいたします。
青森市の休日・平日夜間の救急医療体制について
比較的症状が軽い場合や電話相談など、当院以外の医療機関などで十分対応は可能です。まずは青森市のHP「休日・毎夜間の救急医療体制-青森市」「広報あおもり」や新聞等で確認いただき、救命救急センターの適切な利用にご理解とご協力をお願いいたします。
また初期救急・二次救急医療機関を受診し、緊急の診療が必要と判断された場合、当院へ紹介されますのでご安心下さい。
教育病院としての役割
当院救命救急センターは弘前大学医学部、東北医科薬科大学医学部、東北文化学園大学、弘前医療福祉大学、消防などの教育関連施設や臨床研修指定病院となっております。そのため臨床研修医だけでなく、医学生、救急救命士学生など、多くの医療人が研修に来ております。
将来の優秀な医療人を育成するために、当院の医師や看護師と一緒に診療に参加し教育していますので予めご理解とご了承をお願いします。