春は、進学や就職などによって、環境が大きく変わる時期でもあります。環境の変化は、知らず知らずのうちに体調にも影響を与えます。そんなときにオススメしたいのが、ストレッチです。ストレッチと聞くと、体を伸ばすというイメージがあるかと思いますが、疲労回復の促進やリラクゼーション効果等もあり、ストレスのかかりやすいこの時期にはピッタリです。そこで、今回は県病メディコトリムの健康運動指導士がストレッチをご紹介します。
運動をするときは、衝突や転倒などによりケガをしないよう安全に運動できる環境を整えましょう。決して無理はせず、自分の体と相談しながらできる範囲で行いましょう。体を動かして痛みが出る場合は中止してください。こまめな水分補給も忘れずに行いましょう。 |
※ストレッチの最中はいつも通り呼吸をしてください。
痛い程伸ばす必要はありません。気持ちのいいところでやめましょう。
首周りのストレッチ
パソコンやスマートフォンの使用、緊張による肩こりにお悩みの方も多いかと思います。肩こりには首周りをほぐしてあげることも大事です。
①足を肩幅に開き真正面を見ます。(座った状態で行っても良いです。)
②左耳の上あたりに右手を乗せ、右側に首を倒します。20秒程度伸ばしましょう。
③①の体勢に戻ります。
④右耳の上あたりに左手を乗せ、左側に首を倒します。20秒程度伸ばしましょう。
背中のストレッチ
日常の動作として、パソコンやスマートフォンの操作、家事など腕を前に動かす動きが多く、猫背になりがちです。前傾になった姿勢を改善しましょう。
①床に四つん這いになります。手の位置は肩から真下、膝の位置は脚の付け根から真下、脚幅は腰幅にします。
②お尻を後ろへ下げましょう。肘を伸ばし、お尻を突き上げ、猫のように伸びます。20秒程度伸ばしましょう。
脚裏のストレッチ 準備物:タオル
膝裏が伸びなくなると、歩行に支障が出てしまいます。ふくらはぎやもも裏を伸ばして、歩ける体を保ちましょう。
①仰向けになって寝ます。
②右足にタオルを引っかけ、ゆっくりと足を上げます。膝をしっかり伸ばしましょう。20秒程度伸ばします。
③ゆっくり足を戻してから、反対側も行いましょう。
※脚裏が痛い場合は、脚の位置を床に向かって少し下げましょう。それでも、つらい場合には上に伸ばしている反対側の膝を90°程度曲げましょう。
ストレッチは関節の柔軟性だけではなく、血液循環の促進にも繋がり、血管の状態を良くし、血圧を下げる効果もあります。体をほぐして、気持ちも体もスッキリした状態で勉強や仕事に臨みましょう。
運動をするときは、衝突や転倒などによりケガをしないよう安全に運動できる環境を整えましょう。決して無理はせず、自分の体と相談しながらできる範囲で行いましょう。体を動かして痛みが出る場合は中止してください。こまめな水分補給も忘れずに行いましょう。