この冬は例年を上回る大雪であったものの、最近では気温が上がるにつれ雪解けも進み、春の訪れを感じるようになりました。
青森県立中央病院では、令和4年3月8日(火)、2年目研修医の臨床研修修了式が行われ、合わせて16名が当院での研修修了が認められました。
院長挨拶
本日、先の研修管理委員会で皆さんの臨床研修修了が決定いたしました。
この2年間色々なことがあったと思います。新型コロナウイルス感染症によるものが大きいですが、特殊な環境下において、我々の指導体制もいつもとは違いますし、皆さんの研修も違うもので大変だったと思います。
初期研修においては、地域の医療を行っている先生方、あるいは当院の上級医や指導医からたくさんのことを学び、また我々も教えたつもりです。この県立中央病院の研修は皆さんのこれからの医師としての人生に大きな意義を持つものだったと思います。研修はこれで一旦区切りとなります。今後、学者や臨床医など、皆さんの夢はたくさんあるかと思いますが、皆さんが一人前の医師になるまで育てることが我々の責任と考えておりますので、困ったことがあればご相談いただければと思います。
研修中には知識だけでなく人脈を通して人間的に成長したことを我々は見ています。皆さんも医師として自信がついたと思いますが、過信せずにこれからもたくさんのことを学んでいってください。人間としても医師としても成長していきながら社会に貢献できることを期待しております。
今後の皆さんのさらなるご発展とご活躍、そして健康で頑張っていただくことを祈念して私からのお祝いの言葉といたします。臨床研修修了おめでとうございます。
斎藤佳菜子研修医代表挨拶
本日はお忙しい中、修了式を開いて頂きましてありがとうございます。
また、先ほどは院長先生から暖かいお言葉をいただき胸が熱くなる思いでした。
入職当初、大学で習った知識、技術だけではなく社会的な背景や各症例の症状、さらには患者さんの気持ちなど、たくさんのことを考慮して言動を考える必要があり、非常に困惑した覚えがあります。
今もまだまだ研鑽が必要ではありますが、ここ青森県立中央病院や地域医療研修の研修を経て医師としての大切な本質に触れることができました。医師としても社会人としてもまだまだ未熟な私がこうして研修を終えることができるのも熱心に教えてくださった先生方、切磋琢磨し合った同期たちがいたおかげです。
これからも初心を忘れず理想を胸に前進していきます。2年目研修医を代表し、再度感謝の言葉を申し上げます。本当にありがとうございました。