経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)を開始しました
この度、当院ハートチームによって経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)の1例目を9月29日に行いました。
TAVIは大動脈弁狭窄症の患者さんに対する治療で、今まで外科手術で心臓停止下に行っていた弁置換手術をカテーテルで行う方法です。
数年前より当院では、循環器疾患(心臓、血管疾患)の患者さんの治療をあらゆる角度から考え、患者さんに最適な治療の提供と、リハビリを含めた治療後の生活を考え心臓血管外科、循環器内科を中心に他職種からなるハートチームを結成し、治療にあたってまいりました。
このハートチームで昨年からTAVI実施施設認定の申請を行っていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期となっており、今年8月にようやく仮施設認定が得られ、今回、1例目の患者さんを治療することができました。
青森県では、弘前大学医学部附属病院に続き2施設目であり、今後、弘前大学医学部附属病院と連携しながら、県内の医療機関や患者さんへの啓蒙活動と治療の普及に貢献していきたいと考えています。
↑人工弁をカテーテルに乗せて足の血管から挿入
透視画像で位置を確認し、正確に狙った位置に挿入、展開。造影画像とエコー画像で位置を確認し問題ないことを確認して終了。