【県病だより】令和5年度 青森県周産期医療学習会が開催されました
2024.03.22 更新
令和6年3月9日に青森県立中央病院の総合周産期母子医療センターで、「周産期医療学習会」が開催されました。
この学習会は、県内の周産期医療関係者を対象に、周産期医療に必要な知識・技術の習得を目的に年に一度開催しており、今回は『脳神経外科からみた新生児疾患 ~診療と診断のTips~』をテーマに、青森県内の周産期施設や小児医療施設の職員、自治体母子保健担当や訪問看護ステーション等の関係者、計33名(院外10、院内23)が参加しました。
(研修会の様子)
講演
講師
宮城県立こども病院 脳神経外科 科長 林 俊哲先生
テーマ
『脳神経外科からみた新生児疾患 ~診療と診断のTips~』
内容
- 小児脳神経外科疾患の最新情報について
- 新生児水頭症について
- 腰仙部皮膚異常と潜在性二分脊椎について
- 頭蓋変形などの臨床的な内容と健診時の注意点等について
- 保護者から寄せられる相談への対応アドバイス例について
- 地域の保健師が家庭訪問や集団健診時に実践すべきことについて 等
(講師 林 俊哲先生)
参加者の感想(一部抜粋)
- 前回まではオンラインでの開催であったため、会場参集型で講師と参加者の一体感が感じられる学習会であった。
- 最近の子育ての悩みとして以前よりも「頭の形」がフォーカスされていることがわかり保護者の想いに寄り添いつつ、健診での確実な頭囲測定や向き癖予防の保健指導を適切な時期に実施する重要性について確認した。
(後列左から、矢本新生児科副部長、網塚成育科部長、講師の林先生、池田新生児科部長、松尾新生児科副部長、前列 4階東病棟スタッフ)