【県病だより】令和5年度 青森県原子力災害医療訓練(傷病者受入・搬送訓練)が行われました
2024.01.18 更新
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令和5年11月17日、当院で令和5年度 青森県原子力災害医療訓練(傷病者受入・搬送訓練)が行われました。
県内の医療機関に加え、初めて札幌市や仙台市の医療機関の原子力災害医療派遣チームの応援も受けながら、原子力災害に係る多数の汚染傷病者の受入れや除染の手順などを確認しました。
当院から医師、看護師、医療技術職員、事務職員など28名、県内外の原子力災害医療派遣4チーム、電力事業者、消防、県の職員や参観者など85名が参加しました。
訓練の様子
仮設エアーテントでのトリアージ
放射線測定器で汚染の有無を確認
仮設エアーテントでのふき取り除染
汚染のない傷病者に結果を説明
処置室において全身のクイックサーベイを実施
処置室において汚染傷病者の治療を実施
参加者の感想
- 初めて実際に他県(北海道、宮城県)の原子力災害医療派遣チームが現地入りし、連携を確認しつつ実施する訓練となり良い経験になった。
- 県内外からの原子力災害医療派遣チームが参集し、各機関と連携を取りながら多数の汚染傷病者の搬送・受入れ・トリアージ・処置等を行い、実践的な訓練でとても勉強になった。
- 北海道、宮城県等で実施される訓練にも参加していただき、お互いの練度向上に努めていきたいと感じました。
今後も原子力災害拠点病院として、日頃の訓練を重ね、突然の事態にも冷静・迅速に対応できる体制と、安心・安全な医療を提供できるように努めてまいります。