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INTERVIEW 先輩の声インタビュー
看護師(NP) 中村 祐太

診療看護師って知っていますか?

看護師(NP)中村 祐太

青森県黒石市出身
2009年採用
東北文化学園大学大学院卒業
資格:日本NP教育大学院協議会診療看護師(NP)認定資格、看護師特定行為全区分(21区分38行為)取得、看護師特定行為研修指導者、3学会合同呼吸療法認定士、ICLSインストラクター、PEMECインストラクター、日本DMAT隊員

勤務先として青森県立中央病院を選んだ理由

救急医療や災害医療に興味があり、三次救急やドクターヘリを運航していることに魅力を感じました。

現在のご自身の主な業務について

2021年に診療看護師(NP)資格を取得し、同年より看護部から救急部/総合診療部へ異動となり救急部/総合診療部の一員として医師とともにチームで活動を行っております。診療看護師(NP)とは5年以上の看護師経験を有し、日本NP大学院協議会が認定する大学院修士課程を修了し、同協議会が実施する診療看護師認定試験に合格した看護師のことです。一般的な看護ケアのほか医師の直接指示や手順書のもと、一定の範囲内の診療行為を行うことができます。

一次~三次救急、ドクターヘリ、ドクターカー対応を行っている当院救命救急センターは救急部/総合診療部の医師と各診療科医師により運営されています。多忙な医師の業務負担軽減、医療の質向上、看護師全体のスキルアップを目標に業務に取り組んでいます。

救急部の一員としては、救急外来における看護業務の他、医師のタスクシフト・シェアの目的にて救急患者の初期診療や家族への検査・治療説明、特定行為(動脈血液ガスの採取やAライン挿入、PICC挿入、人工呼吸器設定の変更など)を用いた診療の補助などを医師と協働して行っています。総合診療部の一員としては、入院患者の全身評価、検査オーダー、状態悪化時の初期対応、食事・栄養状態の管理、人工呼吸器離脱に向けたプロトコルの実践などを医師と協働して行っています。その他の活動として院内急変対応チーム(RRT:Rapid Response Team)や呼吸ケアサポートチーム(RST:Respiratory-care Support Team)の一員として院内ラウンドや勉強会の実施、血管内カテーテル留置部会の一員として各診療科からのPICC挿入依頼などに対応しています。

同僚や先輩の業務について

2025年1月現在、当院には診療看護師が私も含めて3名在籍しており、1名は私と同じく救急部/総合診療部所属となっています。もう1名は心臓血管外科に所属し活動を行っています。
今年度から診療看護師(NP)室という一室を準備していただいたので、休憩時間などはそこで日々の症例の検討や反省、超音波画像診断装置の練習、人工呼吸器の設定方法などの勉強会も行っています。

今までの業務の中で印象に残っていること

診療看護師として働き始めて間もない頃、集中治療室での患者の呼吸状態悪化時に、主治医は救急患者対応を行っており来棟できず、私が初期対応をしたことがありました。患者状態を観察・アセスメントし、鑑別疾患を臨床推論、必要な検査の実施について主治医に提案し、代行で検査オーダーを行いました。諸検査にて治療介入が必要な疾患が見つかり、専門診療科にコンサルト、早期の治療開始に繋がったこの症例は、自分自身の自信に繋がったと思います。

看護師(NP) 中村 祐太

日々の業務で心がけていること

業務上、多職種と関わることが多いので、相手の気持ちを考えた言動をとるように心がけています。

やりがいを感じるとき

看護師からの相談を受けることが多いです。同職種である看護師からNPがいて良かった、助かったなどと声をかけて貰えると、非常にうれしく思います。

県病の教育・研修体制について

当院の看護部では新採用者から中堅者、ベテランまでキャリアラダー研修制度が整備されており、着実にステップアップできる教育体制となっていると思います。診療看護師としては現在救急部・心臓血管外科でのローテート研修が始まっており、それぞれ半年間の研修が組まれています。当院は様々な研修会や勉強会が毎週のように行われており、私自身も看護部研修や研修医向け勉強会の講師などをさせてもらうことがあります。講師を務めることも知識の再確認やブラッシュアップの場となっていると思います。

今後の目標について

まずは日々の看護業務をこれまで通り安全に行っていくことと考えています。また、日常業務や研修会などを通して当院の看護師全体のスキルアップをサポートしていければと思っています。診療看護師の仲間を増やしていくこともひとつの目標です。

看護師(NP) 中村 祐太

今後、どのような資格を取得したいですか?

インバウンドの影響か当院でも最近は外国人の患者が増えてきています。翻訳アプリや翻訳サービスなど便利な機能もありますが、タイムリーな介入のためにも英語のスキルは獲得したいと思っており、医療英語認定試験(CBMS)やTOPEC看護英語試験などに挑戦したいです。

県病院局職員としての魅力

当院は県下唯一の総合病院としてがん、脳卒中、心疾患、救急、感染症、周産期といったさまざまな分野で県民に医療を提供しています。複数診療科を有しているからこそ、さまざまな症例や疾患を経験することができ、深く、そして幅広い知識を身につけることができる病院だと思います。また、それぞれの分野でスペシャリストが活躍しており、自身の将来像を考える上でも目標や手本となる人物が近くにいる環境というのは当院ならではの魅力だと考えています。

趣味・休日にしていること、その他

子どもとお出かけ、英語学習、読書(純文学)

県病院局への就職を考えている方へメッセージ

入職時は自分自身の知識の浅さやアセスメント能力の低さが不安でした。それでも最初は先輩方がマンツーマンで指導してくれますし、自分自身でちょっと自立したなと思っていても先輩方は陰からこっそり見守ってくれています。こんなサポート体制で私も成長することができたと思いますので、就職に対して不安を持っているかたも是非、県病への就職をご一考頂ければと思います。

とある1日のスケジュール

正規勤務時間(8:15〜17:00)

8:15 ER・EICUカンファレンス
8:30 RRTでの病棟回診
9:00 ERでの創傷処置外来
10:00 ER救急車・ウォークイン対応
12:15 昼休み
13:00 病棟患者対応、ER救急車・ウォークイン対応
17:00 業務終了
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