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薬剤管理室の紹介

薬剤管理室は、薬剤師3名、調剤助手3名で業務を行っています。

主な業務内容は、

  1. 当院採用医薬品の購入・管理
  2. 各病棟への注射薬補給業務
  3. がん化学療法におけるリスク管理
  4. 治験薬(注射薬)の管理
  5. オーダリング・システムの薬剤情報管理(注射薬)

などとなっています。
 

薬剤管理室の業務内容

薬剤管理室の業務内容

医薬品の購入・管理

医薬品の購入・管理病棟・外来からの請求に迅速に対応でき、かつ安全性と経済性にも考慮した医薬品の管理に努めています。

具体的には、定数発注、定時搬送、入荷検収等に関しては、委託業者によるSPD(院内物流システム)を導入し、在庫管理の適正化をめざし、使用実績に基づいた計画購入を行っています。

また、各病棟における医薬品・救急セットの定数管理、それらの有効期限・使用期限のチェックなどは、薬剤師が行っています。

注射薬の補給

注射薬の補給注射処方せんや請求伝票に基づいて、入院および外来患者さまの注射薬を払い出しています。

また、注射薬はその使用に際し、投与速度や配合変化などへの注意が必要となるため、これらに関する病棟からの問い合わせにも、薬品管理室の薬剤師が対応しています。

がん化学療法支援

近年、日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんになるとされています。

当院でも、薬剤部で行われる抗がん剤のミキシング(混合調製)件数は年々増加傾向を示しています。

こうした中、全国ではマスコミ報道において、がん化学療法に関連した事故の記事が後を絶たず、各施設による徹底した安全管理への取組みが求められています。

そこで、薬剤部では、がん化学療法のレジメン管理、処方せん鑑査や薬歴管理、無菌調製などをシステム化することで、患者さまにより安全で効果的な治療を提供できるよう努めています。

レジメン管理

がん化学療法を安全に、かつ効果的に実施するために、これらに関するすべての薬剤の投与を時系列的に網羅した治療計画書であるレジメンの登録・管理を行っています。現在、当院では約200のレジメンが登録されています。

処方せん鑑査

処方せん鑑査薬剤部で抗がん剤のミキシングを行う場合、がん化学療法施行日の前日までに治療実施計画書を提出してもらい、それをもとに処方内容のチェックを行っています。その際、必要があれば医師に問い合わせを行います。

主なチェック内容

  1. 登録されたレジメンとの内容の一致
  2. 薬剤名、投与順序、配合
  3. 投与間隔
  4. 投与量
  5. 投与時間

外来がん化学療法への関わり

近年、がん化学療法は入院だけでなく外来治療においても行われるようになりました。

がん治療と日々の生活の両立が可能となったことで、当院でもその件数は年々増加傾向を示しており、現在、薬剤部では年間約10,000件のミキシングを行っています。

また、本業務では外来治療センターや薬剤管理室と連携して、がん化学療法のレジメン管理、処方せん鑑査や薬歴管理、無菌調製などをシステム化することで、患者さまにより安全で効果的な治療を提供できるよう努めています。

薬剤師による抗がん剤のミキシング

薬剤師による抗がん剤のミキシング抗がん剤の中には、その特殊な薬理作用から細胞毒性を有するものがあります。

そのため、薬剤の日常的な被爆(被ばく)により、それが蓄積することで、医療従事者の健康に悪影響を及ぼすことが危惧されます。

当院では、薬剤部内の無菌室で、薬剤師により注射用抗がん剤のミキシング(混合調製)を行うことにより、医療従事者への被爆を最小限に抑えています。

セヴァリン®療法への支援

当院は、県内で唯一セヴァリン®による放射性免疫療法を実施している施設です。

セヴァリン®は特別な調製を要する薬であるため、所定の研修を修了した薬剤師により調製が行われています。

1)セヴァリン®療法について

標的となる腫瘍細胞に特異的に結合した薬剤から、治療用放射線が照射されることで、薬剤が結合した腫瘍細胞だけでなく近傍の腫瘍細胞への効果も期待できる治療法です。

2)対象

DC20抗原というたんぱく質が陽性である「低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫」または「マントル細胞リンパ腫」が対象※となります。
 
※但し、病態や患者さまの状態によっては、対象外となることがあります。

3)調製

調製放射性物質を取り扱う作業となるため、調製には放射性医薬品に関する法規則も含めた施設要件や安全管理基準を遵守する必要があります。

当院では、放射線防護および標識調製作業などに関する所定の研修を修了した薬剤師により、放射線管理区域内での調整が行われています。

服薬支援

当院のがん診療センターは、消化器内科・腫瘍内科、血液内科、呼吸器科、外科、泌尿器科、腫瘍放射線科、緩和医療科の7科により組織されています。

これらの診療科の医師、看護師または患者さまご本人の要望により、悪性腫瘍に対する化学療法や支持療法などについて、薬剤管理指導に携わる薬剤師と協力して、入院患者さまへの服薬支援を行っています。

服薬支援の目的

患者さまが治療について十分に理解し、安心して治療を受けていただくことで、安全で効果的ながん化学療法の施行を支援しています。

主な説明事項

  • 化学療法のスケジュール
  • 副作用 -症状、発現頻度、発現時期、対処法など
  • 休薬期間の意味
  • 相互作用
  • 飲み忘れ時の対応
  • 日常生活の留意点

治験薬(注射薬)の管理

治験とは

新しい医薬品は、研究の開始から世の中に誕生するまで、9〜17年の年月と多額の研究開発費を要します。
治験とは、この開発過程の1つで、ヒトを対 象に薬の安全性と有効性の最終チェックを行う試験のことをいいます。
当院では、治験が適切に行われるよう、治験管理室を設置し、医師を中心とする医療ス タッフなどがチームで治験管理に関する業務を行っています。

治験推進への取組み

薬剤部では、治験管理室に薬剤師を配置し、治験に関する事務手続きや支援、治験で使用される医薬品の一元管理を行っています。
調剤室では、当院で行われる治験の薬(注射薬)を、他の医薬品と区別し、保管・管理しています。

お知らせ

オーダリング・システムの薬剤情報管理

当 院では、オーダリング・システムの導入により、処方せん発行・検査依頼・会計などはコンピュータを介して行われます。

しかしながら、その運用には情報の管 理が必要不可欠となります。
当院では、院内処方せんで出される医薬品(注射薬)は約700品目あり、それらの医薬品には厚生労働省や製薬会社から、副作用情報や安全情報が出されるなど、膨大な情報が付随しています。

そこで薬剤部では、患者さま中心の 安全で、よりよい医療を目指し、オーダリング・システムに以下のような情報を組み入れ、適宜更新を行っています。

  1. 妊産婦禁忌薬剤
  2. 患者禁忌薬剤・ペニシリン系・ピリン系・ヨード系・キシロカイン系
  3. 注射薬の最大投与量
  4. 副作用情報、警告・禁忌情報
  5. 投与経路
  6. 溶解条件
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