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耳鼻咽喉科・頭頸部外科研修 -臨床研修ー

Ⅰ.当科の概要と診療の基本方針

耳鼻咽喉科は取り扱う疾患範囲が広く、かつ内科・外科両者の性格を持つ診療科であり、当科では難聴や眩暈、顔面神経麻痺等の神経耳科疾患、また、中耳手術、鼻内視鏡手術、頭頚部悪性腫瘍の手術などをはじめとする頭頚部領域の外科的治療など、多岐に亘る診療を行っている。
 
青森県内の公立病院の中で耳鼻咽喉科医が常勤となっている施設は決して多いとは言えず、その中でも当院は耳鼻咽喉科診療の第一線病院といえる。
 
当科では「迅速な治療の完結」を原則とし入院治療に重点を置くが、手術以外に神経耳科疾患 (突発性難聴や顔面神経麻痺、眩暈症など)、救急疾患(急性炎症、外傷、鼻出血)、気道疾患(急性気道狭窄、睡眠時無呼吸)など、日常診療で遭遇する種々の疾患も対象になる。

 

Ⅱ.目標耳鼻咽喉科・頭頚部外科疾患に対する正しい診断に到達でき、疾患の緊急度を理解でき、それらに

基づいた治療方針を立てることができることを目標とする。診断を得るためには局所所見の正確な把握が不可欠であり、そのためには日常診療に使用する医療器械の基本的操作法を習熟する必要もある。

 

Ⅲ.3年間の臨床研修内容

 

1年次 医療器械の基本操作方法を学びつつ、局所の正常異常の区別を正確に判断できることを
第一とするので、外来診療で経験を積む。入院診療では手術に積極的に参加し、
局所解剖の理解を深める。また、医学生の指導を行う。
2年次 耳鼻咽喉科救急疾患の処置を行なうことができることを目標とする。
特に出血(鼻出血、耳出血)、疼痛(耳痛、咽頭痛)、異物(外耳道、鼻腔、咽頭)については
的確に行える診断能力、手技を養う。また、1年次レジデントの指導を行う。
3年次 耳鼻咽喉科診療の更なる経験を積み、手術手技の習得を目指す。
 
診断、検査、処置、手術それぞれの具体的な達成目標は個人の能力によって変動する。
また、学会発表の場は十分にあるので(青森市耳鼻咽喉科臨床研究会、
日本耳鼻咽喉科学会青森県地方部会、日本耳鼻咽喉科学会東北連合学会、
日本耳鼻咽喉科学会の関連学会等)、少なくとも年間2回は学会発表を行う。

 

Ⅳ.耳鼻咽喉科専門医の受験資格の取得には、連続3年以上日本耳鼻咽喉科学会の正会員であること、

2年の臨床研修終了後4年以上の専門領域研修(そのうち3年以上は耳鼻咽喉科専門医研修施設における研修でなければならない)を終了することが必要。

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