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リンパ浮腫看護外来

1.リンパ浮腫とは

リンパ液の流れが悪くなり、タンパク質の多い水分(リンパ液)が皮下組織に溜まり腕や脚などがむくんでくる状態をいいます。

原因としては、生まれつきリンパ管の形成不全などがある原発性リンパ浮腫と、悪性腫瘍等の手術においてリンパ節を郭清した場合や放射線療法後に起こる場合、または静脈疾患などによる場合の続発性リンパ浮腫があります。

2.リンパ浮腫治療について

  1. スキンケア:皮膚の清潔と保湿を維持し感染防止に努めます。
  2. 医療徒手リンパドレナージ:貯留したリンパ液をマッサージにより適切な方向へ誘導します。むくみを軽減し皮膚の状態を改善させます。
  3. 圧迫療法:マッサージにより改善した皮膚の状態を弾性包帯や弾性着衣(スリーブ、ストッキング)で維持します。また、リンパ液の再貯留を防ぎます。
  4. 圧迫下での運動療法:圧迫したまま運動を行うことでリンパ液の排液を促します。
  5. セルフケア指導:自分で行うセルフドレナージの方法や、正しい圧迫療法について指導します。
  6. 日常生活指導:日常の生活動作や注意することについて指導します。

3.リンパ浮腫看護外来:保険診療

    (1)外来日:火曜日・木曜日【いずれも午前中のみ】

    ※1 完全予約制です。状況によって適宜午後(火~金曜日)も診療します。

    ※2 初診の場合は、午後(火~金曜日)の受診となります。

    (2)担当:日本医療リンパドレナージ協会セラピスト(上級・中級)、リンパ浮腫療法士の資格を有する
          スタッフが担当します。
    (3)受診方法

    ①かかりつけ医が当院医療連携部へ電話連絡し、『リンパ浮腫の原因となる疾患の診療科』(※3)の
    診療を予約します。
    ※3 リンパ浮腫の原因となる疾患の診療

    疾患 診療情報提供書の宛先
    乳がん 外科
    婦人科がん 産婦人科
    泌尿器がん 泌尿器科
    原因不明 総合診療部

    ②かかりつけ医は、『リンパ浮腫の原因となる疾患の診療科』宛の診療情報提供書を作成し、当院医療連携部へFAXします。
    ③当院医療連携部が診療科と調整した後、かかりつけ医へ診療科の予約日を連絡します。
    ④かかりつけ医は患者さんに診療科の予約日を連絡します。
    ⑤患者さんは予約日に診療情報提供書を持参し、診療科を受診します。
    ⑥診療科での診察後に、リンパ浮腫外来の予約日が決定します。
    ⑦患者さんは予約日にリンパ浮腫外来を受診します。

     
    (4)リンパドレナージ料金について  H29年6月より保険診療となりました。

    1. リンパ浮腫複合的治療料
      (1) 重症の場合(1日につき)200点
      (2) (1)以外の場合(1日につき)100点
        ※重症とは、国際リンパ学会による病期分類Ⅱ期後期以降となります。
    2. 通院回数
      重症の場合は、治療を開始した月と、その翌月を合わせて11回、その後は月1回となります。
      重症以外の場合は6ヶ月に1回となります。
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