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リウマチ膠原病内科後期研修医研修内容

1.リウマチ・膠原病分野について

当科での関節リウマチ患者は約1,300人、各種膠原病患者は約300人である(生物学的製剤投与のべ300例)。当科における研修は日本リウマチ学会専門医制度委員会による専門医研修カリキュラムに基づいておこなう。
リウマチ専門医となるには教育研修施設での3年間の研修ならびに症例の経験が必要とされ、申請時内科認定医を取得している必要がある。なお、後期研修で当科にて1年研修しただけではリウマチ専門医受験はできないので承知願いたい。

2.一般的研修目的

1)リウマチ専門医に求められる基本的な診断、検査、治療技能などの臨床的能力を身につける。

2)患者を医学的のみならず心理的、社会的な面もあわせて全人間的にとらえ、患者と家族との正しい人間関係を確立しようとする態度を身につける。

3)チーム医療における他の医師および看護師その他のコメディカルと連携する態度、習慣を身につける。

4)リウマチ性疾患は多臓器疾患でもあり、適切な時期に他科医師に相談、転送する能力を養う。

5)慢性疾患患者の健康状態、身体障害度を把握し、患者の生活ならびに社会復帰の指導ができる能力を養う。

3.基本的知識、技能

1)診察法

GIO

内科的診察法をさらに発展させ、リウマチ診療における基本的な診察法を身につける。

SBO

リウマチ性疾患の診断に必要な問診、診察の手技を確実に行うことができる。

2)基本的臨床検査法

GIO

基本的な臨床検査法の選択、解釈を実施できるとともに緊急時に対応できる能力を身につける

SBO

リウマチ診療に必要で基本的な尿、便、血液学的、生化学的、微生物学的、免疫学的検査を実施、または指示し結果を解釈できる。生理機能および病理検査の適切な指示と主要変化の解釈ができる。その他の臓器病変、治療の副作用に対する検査についても適切な指示と解釈ができる。

3)各種画像検査法

GIO

基本的な画像検査法を実施または指示し、読影する能力を身につける。

SBO

関節、四肢骨、脊椎など筋・骨格系の単純および機能X線を適切に指示、読影することができる。
超音波、CT、MRI、核医学検査、骨塩量測定を適切に指示し、結果を説明できる。

4)診断

GIO

診察、検査の結果を総合し、正しく診断できる能力を身につける。

SBO

各種リウマチ性疾患の特徴を理解し、鑑別診断を述べることができる。
主要疾患について診断基準をのべることができる。

5)関節穿刺法と関節内注射

GIO

診断、治療上必要な関節穿刺法と関節内関節内薬剤注入について、正しい知識と技能を身につけ、患者に説明できる。

SBO

関節穿刺の目的、適応、禁忌、実施方法、使用器具、実施上の注意、起こりうる障害とそれらに対する処置について正しくのべることができる。
各関節の基本的な穿刺法を実施することができる。
採取した液について適切な検査を指示し、その成績を解釈できる。
注入薬剤の選択適応を正しく判断し実施できる。

6)治療

GIO

リウマチ診療に必要な薬剤、手術、リハビリテーションについての知識を身につける。

SBO

リウマチ診療に必要な経口薬剤、注射薬剤、外用剤についての適応、禁忌、投与量、副作用、配合禁忌、使用上の注意をのべ、かつ処方し服薬の状況を把握することができる。治療成績を評価することができる。
手術の種類、目的、適応を理解し、患者を指導することができる。
リハビリテーションの方法、目的を理解し、適切に指示、指導することができる。

4.3年間の臨床研修内容

1)1年次

指導医と一緒に診療しながら上記内容を研修する。

2)2年次

患者を自ら、問診、診察するとともに検査計画、治療計画を立て指導医のチェックをうける。検査結果ならびに治療評価判定について指導医に指示、指導を仰ぐ。
指導医の監督下で関節穿刺、注入を行う。

3)3年次

外来、入院患者の主治医として自らの責任でもって診療にあたる。必要時指導医を助言を仰ぐ。
医学部学生、初期研修医の指導も行うことで、自己の知識、手技を再確認する。

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