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院長あいさつ

ご挨拶

病院長(青森県病院事業管理者)  吉田 茂昭

病院長(青森県病院事業管理者) 吉田 茂昭青森県立中央病院は平成20年4月1日をもって院内組織を大きく改編し、県立唯一の総合病院としての使命を果たすべく、政策医療の中核である「4疾病5事業」すなわち①がん、②脳卒中、③急性心筋梗塞、④糖尿病の4疾病、①救急医療、②災害時医療、③へき地医療、④周産期医療、⑤小児医療の5事業について基幹的な役割と責務を果たしていくことと致しました。
 
その結果、平成20年4月には、まず「がん診療センター」「循環器センター」「脳神経センター」の三つのセンターを、次いで、平成22年1月には「糖尿病センター」を立ち上げることで、4疾病に対する拠点を確保致しました。
 
NICUまた、5事業につきましても、既に平成16年より開設されていた「総合周産期母子医療センター」に加え、小児医療では専門分化に対応すべく、小児HCUから精神科の領域まで含め、日常診療の幅を拡げつつあります。
 
さらに、平成23年5月には「救命救急センター」の増改築工事が竣工し、同年6月よりドクターヘリの運航を開始しておりましたが、平成24年10月からの県内二機体制実施に伴い、救急医療の一層の基盤強化を図ると伴に、災害医療の拠点機能の整備充実を図ることと致しました。
 
また、へき地医療につきましても、総合診療部の機能強化により、平成22年度から診療支援を継続しております。しかし、これらの活動の多くは未だ十分とは言いがたく、更なる深化に向け一層の努力を傾けて参りたいと考えております。
 
一方、医療提供のあり方についてみますと、これまでは、患者さんが一人の医師に全てを委ね、その信頼関係や人間関係に基づいて様々な医療行為を受けるという、「院内完結型医療」を基本としておりました。しかし、最近では、患者さんが各医療施設の特色を上手に利用しながら、病態に合った診療を受けていく、「地域完結型医療」が望ましいシステムとして登場しております。キャンサーボード
 
つまり、「高度あるいは良質である」ことと、「広域であること」の両立が求められていると言えます。そこで、主に急性期医療を担当しております当院では、医療連携部を仲立ちとして、紹介―逆紹介を基本とした診療を行っております。
 
初診の際には、まずかかりつけ医を受診して頂き、紹介状を持参の上、入院を含め必要な医療を受けて頂きます。急性期の治療が終了し、なお更なる医療や経過観察が必要な場合は、ご紹介を頂いたかかりつけ医や専門の医療機関、あるいは在宅医療機関等に逆紹介させて頂くというものです。
 
患者さんには少なからぬご不便をおかけすることになりますが、これも県病の医療機能を必要としている、できるだけ多くの患者さんにご利用頂けるようにと考えられた方式ですので、何卒ご理解とご協力をお願いする次第です。
県病医療連携フォーラム
今日の医療は日進月歩であり、地域完結型の医療システムも日に日に深化の度合いを深めております。その意味では、これまで以上に医療連携の重要度が増して参ります。より良い医療の提供に向け、スタッフ一同、高度医療のさらなる推進、医療連携の充実・発展に力を尽くして参りたいと考えております。
 
当院を受診されます患者さんはもとより、連携施設、関係機関、県民の皆様からの様々なご意見、ご叱責、ご提言を生かしながら、新しい地域医療モデルの構築に向け、一層の努力を重ねて参る所存ですので、今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。
 

平成26年3月

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